トロムソ(ノルウェー)の暗闇に包まれた1日

ゆっこ

2011年12月27日 07:28

今太陽が顔を出さないノルウェーの北極圏の町トロムソに来ている。お昼ごろトロムソ空港に着いたのだが、薄暗い暗闇の中でお昼というよりももう夜に近い感じだった。
町についてすぐにレストランでお昼を食べたのだが、外が暗くて今食べているのが、昼食なのか夕食なのか分からなくなってしまうぐらいだ。
どうも1日中暗いという状況に慣れていないので、体調もおかしくなりそうだ。でもクリスマスのイルミネーション、そしてトロムソ島の対岸のライトのともった美しいノルウェー本土の景色が朝から夜までずっと楽しめるのは最高だ

それにしてもこんな暗闇の生活が12月、1月と続くトロムソの人々は、体調を崩さないのかな。体って慣れるものなのかな。お日さまと共に生活している私にとっては、2ヶ月もこんな生活が続くのは耐えられないような気がする。

北欧は、インテリアデザインが有名だが、こちらに来てみて、ここで優れたデザインが生み出さる理由が分かった気がする。つまり暗くて寒くて長い冬を過ごすのには、何か生活の中に楽しみを見出さなければやっていられない。北欧の人々はそれは生活の中の身近なデザインに見出したのだと思う。今泊まっているホテルも滞在型のアパート式なのだが、中のインテリアがとても素敵だ。しゃれたシンプルなデザインのテーブル、イス、そしてランプ、また台所用品も白を貴重にして素朴な感じ。あたたかみのある木もふんだんに使われている。

優れた文化や芸術が生み出されるのには、その背景にその国の風土や気候が深く関係していると実感した1日だった。