飛び級と留年―ドイツの学校事情

ゆっこ

2012年02月01日 23:17

今、入試シーズンたけなわだが、ドイツで生活していた時に、ドイツの学校事情で日本と違うと思ったことがいくつかある。

ますは飛び級だ。成績の優秀な子どもは飛び級が可能だし、小学校入学もドイツも通常6歳なのだが5歳で入る子供もいる。実際自分の子供がドイツの学校に入学した時に、そこにはなんと5歳の女の子が一人いた。
子供の話によるとかなり優秀で学年が上がるごとに頭角を現していたらしい。
更には4年生時に2年生から突然上がってきた子供もいた。いわゆる飛び級である。
勉強面では同等だが、精神面ではどうなのかといつも思っていた。
他の友達とうまくやっていけるのであろうか?精神面のフォローは学校からあるのだろうか?
疑問が残る。

また飛び級とは逆に留年(同じ学年をもう1年やる)もよくあるケースだ。日本ではマイナスイメージだが、ドイツでは分からないのならきちっと理解してから次に進んだ方がよいという考え方があり、あまり気にしない親もいる。こちらもまたわたしの子供が3年生の時に4年生になるべき男の子が4年に進級せずに3年生にやってきた。
確かにわからないまま進むよりももう一度学びなおすというのも一理ある気がする。

いろいろなことを考えさせられたドイツの学校事情だった。



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