我が家の愛犬ブラッキーから学んだこと

ゆっこ

2011年09月04日 00:07

我が家の愛犬ブラッキーはドイツのマールブルグという小さな町で生まれたボーダーコリーだ。10歳までドイツにいて昨年7月に日本にやってきた。
ドイツでは、ライン川の川べりを吠えながら走りまわることとサッカーボールで遊ぶことが大好きだった。
昨年の夏に日本にやってきたブラッキーは相変わらず水遊びとサッカーボールが大好きで、近くの川や公園の水飲み場で遊んだり、野原でボールと一緒に遊んでいた。
ところが2か月ほど前から、少し歩行がおかしくなり、後ろ足を引きずるように歩くようになり、病院に行ったところ「脊髄症」と診断されてしまった!
それでも薬をのんだり、散歩中も急な坂や階段を避けてのんびりした散歩を心がけているうちに症状もだいぶ良くなり今でも、ビタミン剤をのんでいるがずいぶん元気になった。それでも10歳という年齢もあり、最初は、元気に急ぎ足で歩くのに帰りは疲れてしまい歩き方もよたよたとゆっくり。

それが不思議なことに、公園の水飲み場に行くと今までよたよたと歩いていたブラッキーが突然元気になるのだ!!大きな瞳がさらに大きくなり、顔まで老犬が若い犬に見えてくるから不思議!!
昨年の夏も暑くてグロッキー気味なブラッキーが突然公園で遊んでいる少年野球のグループを見つけ、ものすごい勢いで走り出してしまったことがあった。あまりの勢いで走り出したので首につけていたリードも外れてしまい、ブラッキーはなんと野球チームの中に入りボールを追いかけていた。その時は、監督さんや子供たちの助けをかりてやっとブラッキーをつかまえることができたのだが。
そしてその帰り道、その光景をみていたある方から、「同じ犬ですか?」と聞かれた。つまり、野球チームの中でボールを追いかけて元気いっぱいに走り回っていた犬と今よたよたと坂道を歩いている犬があまりにも違ってみえたからだ!

ブラーキーは今でもどんなによぼよぼ歩いていてもボールを見つけたり、水遊びをするときは、途端に別の若い犬のように元気になる。とにかく目がきらきらと輝きだす。そして体の動きも機敏になり体中から、エネルギーが出てくるようだ!

これは、人間にも言えるのではないだろうか?どんなに年をとっていても自分の大好きな世界に自分を置けば途端に元気な自分になれる、そんな気がする。生きる活力というか、ほとばしるエネルギーが湧き上がってくる気がする。
人間が年を重ねていくときに自分が元気になれる世界をたくさん持っていることはとっても大切だと思う。生きる力をあたえてくれる。ブラッキーを見ていてそう思う。
ブラッキーありがとう!!素晴らしい事を教えてくれて!

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