自然と共存し、自然体で生きる姿勢!

ゆっこ

2024年09月30日 23:28

今日、前から気になっていた映画”Song of Earth”を見に行った。これは、ノルウェーの山岳地帯の大自然の中で暮らす老夫婦(この映画監督の両親)の生きる姿を描いたドキュメンタリー映画である。ノルウェーのフィヨルド、湖、滝、そして氷河など美しい風景を春・夏・秋・冬と季節を通して描く。もちろんただ美しいだけでなく怖いぐらいのものすごい勢いで流れる滝、そして氷河が音を立てて崩れ落ちていくシーンなど、自然の怖さも描き出す。映画の中では、雪崩や岩が崩れて亡くなった村人たちの話しも出てきて、予測のつかない自然の恐ろしさを感じさせる。そして何よりも印象的だったのは、自然が生み出すさまざまな音だ。葉先からぽたっ、ぽたっとしずくが流れ落ちる音、そして滝が轟音を立てて流れ落ちる音、フィヨルドの湖面の静かな波の音、ミツバチや野生の動物たちの声、あらゆる音が新鮮で生命力に満ちている。私ももっと自然の音に耳を傾けてみよう!また、心に残った映画のシーンは、監督の父親が、娘のために新しい木の苗木を山に植える場面である。そしてその苗木の横には、曽祖父が祖父や父親の生活を見守るために植えた大木が!自分が亡くなってもその木がずっと娘、そしてフィヨルドの山岳地帯に住むすべての人々を見守っていってくれる、そんな父親の気持ちが伝わってくる。老夫婦の自然と共存する生活、そして自然体で生きる姿勢に勇気づけられた気がする。

ヨセミテ国立公園のヨセミテバレーを見下ろすハーフドーム。氷河に削られた岩肌。2万年の風雪に耐えてきた!!
圧巻!

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