I really miss cozy places!!!
ドイツから日本に帰国してなくてさみしいものは"cozy"な、つまり居心地の良いくつろげるゆったりとした場所だ。
ドイツには、ほとんどの図書館、美術館等の公共施設、そして本屋さんなどに"cozy"な場所がある。
先日、新聞で「日本ももっと魅力のあるおしゃれなカフェやショップのある美術館やギャラリーを作っていかなければいけない」というコメントを目にしたが、確かにヨーロッパで私が訪ねたほとんどの美術館にはしゃれた落ち着いたカフェがあり、そこで、ゆったりくつろぐことができた。また、素敵なミュージアムショップもあり、絵画などの展示を見た後、ショップによるのが、大きな楽しみでもあった。
本屋さんにも、ゆったりと座って本を手にする空間もあるし、美味しいケーキやサンドイッチ、サラダを楽しめるカフェもある。
そして、店内には、ちょっとしたしゃれたグッズもおいてある。
先日新宿の南口の紀伊国屋さんに行って、本を見て疲れたので、休もうと思ったら、カフェはもちろん、ゆっくりと座ってくつろげるテーブルやいすも見つからなかった。
東京の場合は、空間的に難しいこともあるだろうが、落ち着きのあるテーブルやいすを置く空間を作るだけでもかなり違った雰囲気がかもしだされる思う。
日本では、美術館は「絵画や作品を鑑賞するところ」、図書館は、「本を借りるところ」、本屋さんは「本を買うところ」というように目的だけが重視されている気がする。
もっと皆が居心地がよく過ごせる"cozy"な場所ができたら、どんなにいいだろう!!
私自身、ドイツでは、本屋さんの中にあるカフェの雰囲気が大好きで、友達とよくそこで待ち合わせをした。たくさんの本に囲まれた空間は、落ち着いていて、また普通のカフェと違い、とても趣があった。
目的や機能性ばかりを重視するのではなく、もっと気持ちよくゆったりできる場所が、図書館、美術館、劇場、本屋さんなどたくさんのところに増えていってほしいと思う。
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