選択肢の多さは気持ちの解放?

ゆっこ

2023年09月07日 21:17

今日は、新しい掃除機を買いに新宿まで出かけました。コードレスからコードあり、そして紙パック式、サイクロン式、清掃力、吸引力、集じん性など。選ぶときに考えることがたくさん。とにかく種類が多いので悩む~。そんな時、ふとドイツでの生活を思い出しました。子どもの服や文房具など選ぶとき、日本のようにたくさん選択肢がなく、選ぶのがとても楽でした。そして、自分の靴を選ぶときもあったサイズも少なく(ドイツ人の足は大きく、私のサイズはドイツでは最小サイズでした)、とにかく選ぶというか、限られた数の中からさがすという感じでした。この様にドイツにいたときは、なんだかあまり悩まず、迷わず、品物を購入していたような気がします。日本に帰り思うことは、物があふれていることです。こんなにたくさんある中から選択するのは、本当に大変!! これは、「うれしい贅沢な悩み!」かもしれませんが・・・・確かに選択肢がたくさんあるという事は、良いこともあるかもしれませんね。例えば、今、通っている学校がどうしてもいやな時、フリースクールに行く、転校する、しばらく休んで様子を見る…選択肢は、いろいろ考えられます。結婚か仕事か、ではなく、結婚しても仕事をするという選択も可能になってきています。人生においても選択することはたくさんあるでしょう。これしかない、と考えるのではなく、他の方法を考えることも生きていく中で、気持ちを楽にしてくれることもあると思います。それにしても何かを買うときに悩まないですんだドイツでの暮らしもふと懐かしくなります!

先日の美術館で見たカリフォルニア生まれの画家サム・フランシスの作品です。絵具の飛沫からできた作品で、とても明るい色彩で、軽く飛び跳ねているような印象を受けました。フランシスの言葉、「自分は本当は、飛んだり浮かんだりしていたいんだけど、重力というものが自分を縛っているからできない。絵を描くことはそれから解放される唯一の方法だ」と。気持ちの解放、とても大事なことですね。選択肢の多さも気持ちの解放につながるのかな。

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