ドイツの靴文化は日本と違う?

ゆっこ

2012年07月05日 00:09

夏になりサンダルの季節が到来した。私のお気に入りのサンダルはドイツで買ったドイツ製のもので、長時間歩いても疲れずしかもドイツには珍しく??ファッション性もある。細いストラップでおしゃれなサンダルだ。もう4年も履いている。そして偶然にも先日ドイツ生まれの靴で特にサンダルで有名なあるブランドの記事を目にした。ブランドといっても値段は比較的手ごろで、なんと履きやすさの秘密は「中敷きにある」と書いてあった。「人間の足の形にそった立体的な構造の中敷きこそが基盤」と書かれていた。道理で履きやすいわけだ。
ドイツに10年暮らして感じたことはドイツの人は本当に靴に重きを置くということだ。小さい時から、しっかりと足をサポートする革靴やひものある靴をはかせる。日本では子供用によく脱いだり履いたりしやすいマジックテープ式の靴が売られているが、そのような簡素なものは少ない。マジックテープ式でもしっかりとダブルになっていてすぐに脱げないように作られている。それなりに子ども靴といえども値段は張り、最低でも60~70ユーロ位していた。日本ではすぐに足が大きくなって履けなくなるから子供靴は、1,000円、2000円の安いものでいいと思っていた私にとっては驚きだった。でもだんだんと足の健康を考えた靴を履くことはしいては体の健康につながるということがわかってきた。
まさにこのブランドは足の健康を考えたもので、履き心地がよい。これからも長く履けそうだ。履きやすさよりもファッション性を重んじる日本文化とは違う靴文化がドイツにはあると思う。このドイツメーカーのサンダルは日本のお店にもあるそうだが、モノを売るだけでなく「長く愛用する欧州の文化も伝えたい」という。1774年にとある靴職人が創業したメーカーだが、その熱い思いが今も伝わってくる。

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