"Gasse"と路地

ゆっこ

2013年03月07日 21:28

今日の夕刊に面白い記事があった。ある米国出身の大学教授が日本永住を望むのは、日本の路地裏の居酒屋があるからという記事だった。居酒屋には人のぬくもりがあり、人間の温かさ、優しさを感じるという。そしてそんな魅力的な居酒屋をかもしだすのは、路地文化だという。確かに日本の路地は、通常狭く、奥まっていて、独特の雰囲気がある。私の住む町に大きな通りをちょっと抜けて路地に入ると、赤提灯の居酒屋がある。大通りから、その路地に入ると、昔の時代にタイムスリップしたような気がするから不思議。実はドイツにいたときにも同じ感覚に陥った瞬間がある。それは、ドイツの町の"Gasse"に入ったとき。ドイツの町にも、「ツグミ横丁」とかいろいろな名前の"Gasse"がある。そこにひとたび足を踏み入れると、一昔前に戻ってしまったようだ。何とも言えない不思議な空間がそこにはある。日本の路地、そしてドイツの"Gasse"がいつまでも消えませんように。

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