マスクの着用に見る文化の違い
Hi, everyone!How are you doing?
今日から、いよいよマスク着用が個人の判断になりましたね。新聞の記事には「脱マスク 様子見の朝」とありました。もちろん、花粉症や様々な理由からマスクをつけなければいけない人もいます。しかし、「様子見の朝」という記事に、「感染の怖さよりも、まわりの目を気にしてしばらくは着けるつもり」という声が掲載されていました。私は、今朝、マスクを着けずに外出したのですが、殆どの方がマスク着用であったのでびっくりしました。ドイツから数日前に帰国したこともあり、マスクをつけないことが習慣化していたこともあり、そのようにしたのですが。ここに日本とドイツの文化の違いを感じました。つまり、ドイツでは、個人の考えや判断を重視します。何事も自分の判断で自分の責任で決める文化のように感じます。マスクに限らず、たとえば着る洋服もまちまち。以前、ドイツの友達に日本では「衣替え」という言葉もあり、季節が変わると日本の人々は一斉に装いを変えるという話をしたら、びっくりしていました。確かに今回のドイツ滞在でドイツの人々の洋服は様々でした。少し暖かめの日は、3月でも半袖やTシャツの人も見かけました。人により体感温度は違うわけで、それぞれが自分で判断して着る洋服を決めているように感じます。日本では、季節の変わり目にはやはりまわりの様子を見て、その日に着る服を選んだりすることもあるのではないでしょうか。まさにマスク着用も同様で、ドイツでは個人の判断で行動する。そして私が心地よく感じるのは、個人の判断に対して、中傷したり、干渉したりしないということです。ドイツにいるととにかく気が楽になります。これは、そのことと関係しているかと思います。
ただ、日本の文化のすばらしさは、「他の人のことも考える」、ということです。マスクをしなければ自分が感染する怖さ以外に、他の人に感染させてしまうかもしれない、そのためにマスクをする。常に他の人を思いやる素晴らしい文化だと思います。混んだ電車内や医療機関では、個人的にマスクをすることは良いことだと考えます。
この様に考えると大事なことは、個人の判断に対して、中傷したり、干渉しないこと。ただ、混んでいる電車内や医療機関や高齢者施設などでは、むしろ、マスク着用をうたってもよいかと思います。どちらでもよい、となると、個人重視の文化が根付いていない日本は、なかなか難しものがあると感じます。ドイツでも早くから脱マスクになりましたが、車内では今年の2月まではマスクが義務づけられていました。
マスク着用も含めて、ドイツ、日本それぞれの文化の良いところをとって行動できたらいいな、と考えています。
これは少し余談になりますが、素晴らしいドイツのビール文化‼
関連記事