親も頑張っているよ!

ゆっこ

2023年04月28日 23:21

Hi, everyone! How are you doing?

先日、とても面白い記事を読みました。それは、台湾人の作家、温又柔(おん・ゆうじゅう)さんの記事です。彼女は台湾で生まれましたが、3歳の時に親とともに来日しているので、日本語育ちです。その記事の中で思春期を迎えた温さんが、自分の母親の話す日本語を聞いて、「なんで、そんな変な日本語をしゃべるの?もっとちゃんと喋ってよ」ととがめたとありました 母親は、日本で生活をするために必死で日本語を話していたわけですが、温さんにとっては、変な日本語に聞こえたのでしょう。私自身も、家族でドイツで生活を始めてから、大人になってからドイツ語に触れたので、ドイツ語で生活するのに大変でした。一方、子どもは現地幼稚園、現地校に通い、どんどんドイツ語が上手になり、時々、わたしがドイツの友達と話しているときに、子どもから、今の受け答えおかしかったよ、と言われ、たじたじになったこともありました。温さんのお母さんも、温さんのきつい言葉??に涙ぐんでいたそうです。その気持ち、わかる気がします。実は、同じような場面に、今年渡独した時に遭遇しました。家の近くのパン屋さんでカフェをしているとき、小学生低学年の中国人の女の子が、中国人のお母さんと一緒に入ってきて、私の横の席に座りました。二人の会話はほぼ中国語でしたが、時折、ドイツ語も聞こえてきます。もちろん女の子は、流ちょうなドイツ語(ドイツの学校に通っているのでしょう)、それに対してお母さんは、たどたどしいドイツ語。それでも一生けん命、子どもと話しているので、私が「お母さん、ドイツ語、がんばっているね~」と女の子に話しかけました。するとその女の子は、なんと「でもお母さんのドイツ語、なんだか変!」と笑いながら、言ったのです。お母さんは、思わず苦笑い。海外に住み、家族で生活を始めると、子どもたちは、現地校に行ったりして、みるみるうちに言語を習得していきます。少なくとも話し言葉に関しては。親の方は、それに追いつきません。そんなわけで私も含め、その中国人のお母さん、そして、温さんのお母さんたちは、こどもたちに頭が上がりません。でも、親たちも頑張っているんですよ~(笑)。暖かく見守ってほしいなあ。まあ、無理かな。子どもたちは正直で時に、厳しいですね!!

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