笑顔の力?

ゆっこ

2011年10月03日 21:34

「笑顔」という言葉を聞くとまずはpositiveなイメージが浮かぶ。 電車でお年寄りに席を譲るときに「ありがとう!」と言われ、目と目があってにっこりされると気分がいい。自転車に乗り狭い道を他の自転車とすれ違う時、「どうぞ。」とにっこりされると嬉しい気持ちになる。お店で注文するときにも笑顔で応対されると気持ちよく食事できる。
言葉なしでも「笑顔」は一つの素晴らしいコミュニケーションになる。

でも使い方を間違うとnegativeなイメージにもつながり、コミュニケーションに支障をきたすこともある。
実際、私が初めてドイツに行ったとき、まったくドイツ語がわからずただただにこにこしていたら、ドイツ人の友達に「優子はなぜいつもにこにこしているの?」と不思議がられた。確かに相手の質問に答えずただ「笑顔」で答えることは、時にして相手に不快感を与えることもあるだろう。さらには挑発的、aggressiveなイメージになったり、相手を小ばかにしているようにとられたりすることもある。

先日日本の大学生に、英語で質問することがあったのだが、彼らは本当に素敵な「笑顔」を見せてくれるのだが、答えが返ってこない。つまり、よく質問が理解できなかったとのこと。わからなければ、わからないとはっきり言わなければコミュニケーションが成り立たない。。
もし"I'm afraid I don't follow you."とでも言ってくれればいくらでも違った言葉でわかりやすく説明できるし、言い換えることができる。
それに対してドイツでドイツ人に日本語を教えている時に、ドイツ人の生徒さんは質問がわからないときには、きちんと「もう一度お願いします。」とか、「難しいですね~」とか何か言葉を発っしていた。

素晴らしいコミュニケーション力を持つ「笑顔」だが、使い方を間違えると「笑顔」の効力を発揮できずかえってマイナスに作用してしまう。
「笑顔」ってむずかしい!!

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