たまりば

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2011年10月31日

ドイツのハロウイーン?

今日はハロウィーン。日本のお店でもハロウィーンの飾りを目にしたり、ハロウィーンパ-ティなどする所もあるのだろう。
アメリカにいるときは、ハローウイーンの日は、子供たちは仮装して、近所を”Trick or treat!"と言って廻り、沢山のお菓子をもらって帰った。
ドイツでもハロウィーンで盛り上がる大人も子供たちもいるが、人によってはハロウィーンはアメリカから来たものなので、あまり関心を持たない。少なくとも私のドイツの知人たちは全く関心を示していなかった。ドイツには、それに似たものとしてマルチン祭がある。
11月10日が前夜祭で、子供たちは皆手作りの提灯を持って、夜になってお店や近隣を回る。仮装は全くせず、帽子や手袋をして暖かい格好で出かける。そして、マルチン祭の歌を店先や玄関先で歌ってお菓子をもらう。もちろん日本人の子供たちで、ドイツ語で歌を歌えないときは、日本の歌を歌ったり、笛を吹いたり・・・・何か披露してからお菓子をもらう。こちらは、この日は、子供たちが来るのでお菓子を用意して待っている。
真っ暗な寒い11月に提灯を下げた子供たちの歌声がどこからともなく聞こえてくる。
本当にドイツらしい風物詩だと思う。
  


  • Posted by ゆっこ at 22:31Comments(0)ドイツ

    2011年10月30日

    ドイツの自転車事情

    今の日本では、自転車は基本的に車道を走ることになっている。私も家から近くの駅までは、よく自転車に乗っていくのだが、車道を走るのは、怖すぎる。とにかく狭い車道で後ろから大きなトラックやスピードを出している車が自分の横を通りぬけていくときはひやーっとする。
    そして大きな通りでも道路の左側を自転車で走っていると左側に何台もの車が駐車しているのでその右横を通る時も注意が必要だ。突然ドライバーがドアを開けて降りてくる時もあるので、少し車から離れて走るようにしている。その時は後ろから来る車にも気を付けなければいけない。これもひやひや。

    ドイツも基本は、自転車は車道を走ることになっているが、多くの場合、歩道にも車道にも自転車道があり、安心して自転車に乗れる。狭い道は、基本的に車は徐行運転で自転車に乗っていてもあまりひやりとすることはない。

    また、小学校には、警察官が来て、自転車の乗り方やルールなどの指導をしてくれて、児童は全員自転車の実地試験を受ける。八の字に書かれた線の上を走ったり、マナーやルールも習う。日本ではそのような「自転車教室」はあるのかな?

    私自身ももしそのような教室があれば、ぜひ参加したいと思う。
    狭い道の多い日本なので、ドイツのように自転車道を確保するのは難しいかもしれないが、できるだけ安心して自転車に乗れるようになったらうれしいのだが。  


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    2011年10月28日

    私にとっての「空」

    「空」は私にとって大きな意味をもつ存在だ。気持ちが落ち込んだり、元気がない時に空を見上げると気持ちが落ち着き、元気が出てくる。
    先日空いっぱいにうろこ雲が一面に広がっていた。まるでキャンパスに描いたようだった。そんな空を見ていると、まるで吸い込まれていってしまいそうになった。そして足取りも、重かった気持ちも軽くなった気がした。

    以前海外ツアーコンダクターの仕事をしていて、海外に月に2回のペースで出ていた。ツアーに出る時は、直前まで仕事の準備で忙しく、始めて行く海外の都市にお客様をお連れすることへの不安があった。でも、飛行機が上空に舞い上がり、気持ちよさそうにぽっかり浮かんでいるたくさんの雲を見ていると気持ちが楽になった。 更に何か心配事や悩みがある時に飛行機の窓から、空や雲を見ると(私は今までどうしてこんなちっぽけなことに悩んでいたのかな?)と思い、悩んでいることがばかばかしくなってしまった。
    空や雲を見ていると自分がとても小さな存在に思え、大きな空に包み込まれたような安心感がある。
    そしてゆったりとしたおおらかな気持ちになれる。これからもずっとずっと空との対話を楽しんでいきたい。  


  • Posted by ゆっこ at 22:55Comments(0)つながり

    2011年10月27日

    懐かしいドイツの静かなクリスマス

    今日近くのお店に買い物に行った時クリスマスの日の食事用の予約注文のコーナーをみかけた。チキンウィングや、クリスマスケーキなどいろいろなものが出ていた。
    ドイツのクリスマスはいわゆる日本のお正月のようなもので、1年のうちで一番大きな日なので、みな家族がそろってごちそうをいただく。市販の食事を買って食べることはしない。前もって何を料理するかを決めておく家庭も多いようだ。
    そして私が一番驚いたことは、12月25日に家族そろって食事をするときに、人数よりも一人分多くお皿を用意して席をあけておくということだ。つまり誰が来てもウェルカムできるようにしておく。クリスマスは、家族一緒にお祝いするので、その時期に一人で過ごすのはとてもつらいものがある。。
    確かにクリスマスの時期は、どこも開いていないし、身寄りのない人には、かなりこたえると思う。誰でもあたたかく迎えられるように1枚お皿を用意しておくとは、本当に感心してしまった。
    ドイツのクリスマスは日本と違い、大変おごそかで静かな雰囲気を持っている。よく話題に上るクリスマスマルクト(クリスマス市)も23日の午前中には、閉まってしまう。街は、本当に静かになる。今日は、そんな落ち着いたドイツのクリスマスを思い出した日でした。  


  • Posted by ゆっこ at 01:01Comments(0)ドイツと日本

    2011年10月26日

    自然を楽しむドイツの生活

    今日我が家の愛犬ブラッキーと近くの公園を散歩していたら、木の下に沢山「松ぼっくり」を見つけた。そしてドイツで松ぼっくりや木の実、落ち葉などを使ってクリスマスのリースを毎年作ったことを思い出した。
    出来上がったクリスマス用のリースをお花屋さんやクリスマスマルクト(市場)でも買うことができるが、お花屋さんで木や小枝を丸くして作ったリースを買い、それに乾燥したオレンジ、リンゴ、松ぼっくり、木の実、リボン等で自分で飾りつけをする家庭も多い。私もドイツにいるとき毎年近くのお花屋さんやフラワーセンタ-での講習会などに参加して11月ごろクリスマスリースを作っていた。
    出来上がったリースは壁やドアに飾ったり、テーブルの上に置いたり・・・・家の中に自然が持ち込まれたようでやさしい気持ちになれる。
    クリスマスツリーも多くの家は自然のモミの木を買ってきてそれに飾りをつける。人工のツリーと違い、モミの木のいい香りが部屋中にひろがり、心に安らぎを与えてくれる。ただ、部屋が暖房で乾燥しているので、モミの木の葉っぱがすぐに落ちて、掃除するのが大変だったが・・・・
    また、ドイツではレストランやカフェに行くと、ほとんどの場合、ガラスのコップや花瓶にちいさなかわいいお花がさしてあり、とても素敵だなと思った。
    生活の中にちょっとした自然を取り入れ楽しむやり方。私も、ドイツでの生活を思い出して、久しぶりに花屋さんで小さなミニバラの小鉢を買った。今そのミニバラの眺めながら、このブログを書いている。
      
    タグ :ドイツ自然


  • Posted by ゆっこ at 00:09Comments(0)ドイツ

    2011年10月24日

    大好きな言葉"You look great!!"

    ”You look great!” 今日ばったりアメリカ人の友達に会ったときに言われた言葉だ。そしてこれを聞いて私はとても元気な気持ちになった。
    今日は少々疲れ気味で今一つのれない気分だったのだが、この言葉を聞いた途端私は、最高の気分になってしまった。

    英語圏の友達、そしてドイツの友達と話していていつも思うことは、彼らはとても「ほめ上手」ということだ。会うといつも何かほめてくれるのだ。「ヘアースタイルがいい!」「ネックレスが素敵!」「その洋服の色とても似合っている!」なんでもしかり。
    そしてこの”You look great!" ドイツ語では”Du siehst ganz gut aus!”
    つまり「元気そうね!」とか「調子よさそうね!」とか「すてきね!」というような感覚なのだが、言われると快調な気分になる。
    逆に時々日本のお友達に「今日疲れているみたいね。」とか「調子が今ひとつみたいね。」とか言われることがあるが、単純な私は、そう言われるとそうでなくても途端に元気がなくなり、落ち込んだ気持ちになってしまう。
    言葉って本当に大きな力を持っていて、人を元気にすることもネガティヴな気持ちにさせることもできる。

    私は友達に会ったら、まず何か褒めるようにしている。褒められていやな気分になる人はいないと思う。少なくとも私は、とても素敵な気持ちで1日を過ごせる。
    これからもどんどん言おう!YOU LOOK GREAT!!!  


  • Posted by ゆっこ at 01:43Comments(0)コミュニケーション

    2011年10月22日

    人生に無駄なし!

    今日突然まったく予期しなかったところから、海外生活カウンセリングの仕事をいただいた。
    実は昨年の7月に10年ぶりにドイツから日本に帰ってからすぐに、自分で「ドイツにこれから赴任なさるご家族のための海外生活セミナー」の講座を企画し開催したいと思い、暑い夏にドイツ関連会社や協会等集客のお願いにまわって歩いたことがある。結果は悲惨で集客ゼロ。会場まで予約して用意していたのに・・・・大きな希望をもって帰国した私は完全に打ちのめされた。大学の先輩には「今では有名人でさえ、無料で講演会やセミナーをするんだよ。」と言われ、ますます落ち込んだ。現実は甘くない。
    それからこの1年間、あせらず自分の生き方、やり方をじっくり考えながらやってきた。そして今、少しずつ手ごたえを感じ始めている。海外生活カウンセリングの仕事も入り始めた。
    今日、嬉しいことが起こった!! 昨年の夏にまわったうちの1社からカウンセリングの仕事の依頼が1年経って入ったのだ。レジメを置いてきてよかった!!
    去年の夏、汗だくだくになりながら、足が痛くなるまで歩き回ったことは決して無駄ではなかった。
    今「人生に無駄はない」ということを身に染みて感じている。、  


  • Posted by ゆっこ at 01:45Comments(0)

    2011年10月21日

    第1回"Cafe&Talk"開催

    今週の土曜日10月22日に第1回目のクロスカルチャーネットワーク"Cafe & Talk"を武蔵境駅南口の武蔵野プレイスで開催します。
    テーマは「英語のあらゆる質問に答える!」です。
    英語表現に関することから、英語の勉強方法などなんでもOK。
    今回は残席がありませんが、今後月1回、土曜日の午後に集まり、お茶を飲みながら楽しくゆったりした雰囲気の中で、語学(英、独、仏)、異文化コミュニケーション、英語による日本事象・文化理解などをテーマに、一緒に語り、意見交換しながら、学んでいきたいと思っています。
    毎月のテーマは参加なさる方のご希望に応じて、決めていく予定です。
    ご興味のある方は是非下記のアドレスにご連絡ください。
    yukomiura05@yahoo.co.jp
    私の今まで通訳、通訳ガイド、英語・日本語講師、海外ツアーコンダクターなどの仕事、海外生活16年(アメリカ、ドイツ、フランス)、英・独・仏学習を通して感じたこと、学んだことを是非皆さんとshareできたら本当にうれしいです!!
      


  • Posted by ゆっこ at 01:07Comments(0)つながり

    2011年10月19日

    我が家の愛犬ブラッキーの本能!

    我が家のブラッキーは散歩中によく葉っぱを食べる。もちろんすべての葉ではなく、特定の葉なのだが、どうやって見分けているのかわからない。そしてまた時には、小さな枝もバリバリ噛んで食べている。小枝なんか食べていいのかな、と心配したこともあったが、今まで特におなかをこわすこともなかったのでほっておいている。
    ブラッキーはドイツのマールブルグで生まれて8週間で親元から離れたので、特に親からいろいろ教わることもなかったと思うが、これはやはり本能ともいうべきものだろうか。
    人間でもよく男の子は、小さい時、とにかく常に動き回りとまることも知らないくらい元気で親は大変だという話を聞いたことがある。女の子はそんな話は聞かない。これは人間の本能?
    そういえばまだ子供が赤ちゃんの時、2階建ての家に住んでいたのだが、2階から1階に子供を抱いて降りる時、足を滑らせてしまった。でも何段も下にある踊り場に着地するまで抱いている手を離さなかった。これこそ「母性本能」だと自分で感心したことがある。体中はあざだらけだったけど・・・・
    ドイツに長く住んでいた日本の人が、やはり日本に最後には帰りたくなるのも「帰巣本能」なのかな?
    日頃あまり意識しない「本能」だが、生活の中で大きな部分を占めているのかもしれない。そんなことを考えさせてくれたブラッキーの「本能」でした。  
    タグ :愛犬本能


  • Posted by ゆっこ at 19:40Comments(0)愛犬ブラッキー

    2011年10月18日

    もし扉をholdしてもらったら?

    日本に帰国してから、ほとんどの場合、扉をホールドしてもらったことがない。つまり、自分の前の人が扉を開けて中に入る時、私がすぐ後ろにいても扉を開けたまま待っていてもらったことはめったにない。私がすぐ真後ろにいても、通常は前の人はそのままサアーッと扉を開けて行ってしまう。ところが今日、日本に帰って初めて!!ある男性が私のために扉をホールドして待ってくれていたのだ!感激!
    思わず「ありがとうございます!!」と満面の笑顔でお礼を言ってしまった。
    でもよく考えたら、これは、ドイツでは日常茶飯事のことで、ほとんどの場合、扉を開けた人は次の人のために扉をホールドする。一つのマナーともいうべきものかな。
    私もできるだけ、次の人のために開けた扉を持って待っている。もちろんお礼を言われるが、時にはかなり丁重にお礼を言われたりする。ドイツでは、簡単に"Bitte schoen!","Danke schoen!"という短い言葉がやり取りされる。
    10年住んでいたドイツではこの扉を次の人のために開けてホールドすることは、当たり前のように行われていた。これはほんの小さなことかもしれないが、多くの人がそうしたらもっともっと潤いのあるそして人とのつながりを感じることのできる社会になるような気がするのだが。今日は、扉を開けたまま待ってもらってとても暖かな気持ちになりました!!
      


  • Posted by ゆっこ at 01:01Comments(0)つながり

    2011年10月17日

    私のエネルギー源の言葉

    今、大学のメンタ―の仕事のために自分のプロフィールをまとめている。今までの自分の経験したことや過去の職業経験、現在の仕事など書く欄があり、再度改めて自分が今までやってきたことを整理しなおしている。

    今までの自分の職業経験を見ると職業体系は変わってもすべて英語や語学に関することをしてきた。

    私と英語との初めての出会いはにアメリカ人と結婚していたおばの家に小学生の時に遊びに行ったときにはじまる。叔母の家は、当時中央林間にあり、叔母の家の近所に住むアメリカ人の女の子と友達になった。もちろん言葉はわからないが、いつの間にか、仲良くなり、なんとその女の子のお家で一緒に”bubble bath”に入った思い出がある。叔母は私が突然いなくなってしまって探し回って大変だったらしい!!それにしても当時小学生のわたしにとって泡だらけのお風呂は衝撃だった!!!また、叔母の家で感謝祭の時に初めて食べた七面鳥の味もまだ覚えている。

    そして米国留学の時は、交換留学なので、たった1年だったが、そこで本当の自分を見つけることができた気がする。

    英語との付き合いは長いが、飽きることもなくむしろますます好きになる。気分がのらない時、落ち込んだ時に元気をくれる。今は、英語、フランス語にドイツ語が加わり、忙しくなったが、すべての言葉が私にとってはエネルギー源だ。プロフィールをまとめながら、これからもずっと言葉にかかわった仕事をしていきたいなと強く思った。

      
    タグ :言語


  • Posted by ゆっこ at 01:05Comments(2)言語

    2011年10月15日

    Take a deep breath!!

    今日日本で初めて「胃カメラ」の検査を受けた。アメリカにいるときも何回か検査を受けたことがあるのだが、その時は、全身麻酔なので、目が覚めたらすべて終わっていた。そんなわけで全く緊張することもなかった。ところが、今回は、のどを麻酔するぐらいで、意識はある状態での検査である。「胃カメラ」と聞いただけで、のどから、管が入り胃まで到達するのを考えただけでぞっとしてしまう。
    案の定昨日の夜は緊張であまりよく眠れなかった!!
    そして今日とうとうその日がやってきて、重い気持ちで病院へ。病院では検査の前に看護婦さんから2つのことを注意された。一つは「目を開けていること」そしてもう一つは「鼻から吸って口から吐いて深呼吸を続けること」だった。「目を開けている事」には理由があったはずなのだが、あまりの緊張感でよく覚えていない。「深呼吸をする」のはリラックスすることにより、のどがよく開き、管の違和感をあまり感じないですむからという理由だったような気がする。
    注意の後、いよいよ検査台に!横になり、口にマウスピースが入れられ、管が入ってくるのを見ただけで心臓は「ドキドキ!」でもその時看護婦さんから言われた「深呼吸」を思い出して始めるとすぐにすーっと緊張がほぐれていった。ふとその時、以前していたスキューバダイビングを思い出した。初めて海洋実習で伊豆の海に潜ったときに、やはり怖くで呼吸がはやくなり海面下に潜れなかった時があった。そんな時インストラクターの先生から、「落ち着いて深い呼吸をして!」と言われた。するとすーっと潜っていくことができた。「胃カメラ」の検査中も落ち着いて呼吸をゆっくり続けていたら、いつの間にか検査は終わってしまった。

    緊張しているとき、パニックになりそうなとき、「深呼吸をする」ことは本当に効果があると思う。その他にもある育児書で「自分の子供を叱りたくなった時にまずは深呼吸をしてからしましょう!」というのを読んだことがある。感情で怒るのではなく少し冷静になって子供と向き合えるからであろう。
    そういえばjazz vocalのクラスでもまずは深呼吸してから歌う。これも心と体、そしてのどのリラックスの為かな。のどは開いて詰めないで歌うのだから。また、ドイツでドイツ語の面接の試験のとき、本当にドキドキだった。そんな時に試験官から「深呼吸してくださいね!」と言われたことがある。この言葉に笑顔もついてきて本当に落ち着いて面接できたことがあった。

    これからも「まずは深呼吸!」を忘れず、勇気をもって新しいことにチャレンジしていきたいと思う。「胃カメラ」も来年しよう!!  
    タグ :深呼吸


  • Posted by ゆっこ at 22:21Comments(0)

    2011年10月14日

    外国語学習における母国語の大切さ

    10年ドイツにいる間、ドイツ語を学びに市民大学に通い、KDSといういわゆる上級コースまで学んだ。ドイツではまったく母国語の日本語を介せずドイツ語をドイツ語で学んできた。
    そして今日本に帰国して、ドイツ語を日本語での説明を介しながら、さらに学びなおしている。ドイツ語を母国語を使い学ぶことにより、今まで不鮮明だったことが鮮明になったり、日本語とドイツ語の違いが明らかになり、ドイツ語の理解が深まったり・・・
    多くの意外な発見がある。
    もちろん細かな言葉のニュアンスは独独辞典を見る必要もあるが、やはり母国語の力は素晴らしい。
    大人になってから外国語学習をするうえで、母国語の日本語の知識を利用して学んでいくことは一つのやり方だと思う。
    英語も同じことで英語を英語で学ぶ方法もあるが、ある程度の年齢になり、子供でも日本語の読み書きがしっかりできる学年であれば、母国語である日本語の力をかりて英語をよりしっかりと学ぶことができる。
    実際自分の子供がドイツのインターナショナルスクールに通っていた時に、ESL(English as a second language)の先生から母国語の力を伸ばすことが英語の力をのばすことになるというお話があった。私も同意見である。
    これから、英語やほかの外国語を学ぶ子供たちも大人の方もぜひ母国語である日本語の知識を最大限に活用することをお勧めしたい。
      


  • Posted by ゆっこ at 23:19Comments(0)外国語学習

    2011年10月14日

    待合室から"Guten Tag!!”

    ドイツでいいなと思ったことに病院でのあいさつがある。
    通常、先生の診察を受ける前に、待合室で待つが、ドイツではほとんどの病院は待合室が個室のようになっていてドアを開けて入るようになる。
    その時に、皆”Guten Tag!"と待合室で待つ知らない患者さんに挨拶をする。挨拶をされた人々も皆口々に”Guten Tag!"と応える。これはなかなか気分がよくて私も実際に病院の待合室のドアを開けて入るときに挨拶をしてみようと思った。最初は、何となく照れくさくて、大きな声が出なかったが、10年の間には自然ににこっと挨拶できるようになった。

    日本に帰ってからは、待合室でほかの患者さんに挨拶している人は見かけない。わたしも最初のうちは、自然と「こんにちは!」と口から出てしまい、ほかの患者さんに挨拶していたが、皆不思議そうに見るのでいつ間にか挨拶をやめてしまった。
    確かにたくさんの患者さんが待つ待合室では難しいだろうが、小さな個室の待合室なら、ぜひ挨拶を心がけたい。挨拶をされて嫌だと感じる人はいないと思うのだが。それともこれは私の独りよがりかな?  


  • Posted by ゆっこ at 00:57Comments(0)ドイツと日本

    2011年10月12日

    大発見したジャズの世界

    昨日のジャズボーカルのレッスンで大発見したことがある!!
    私は、小さい時からピアノを習っていたので、楽譜が読める。今までは、歌う時には楽譜、音譜に忠実に歌っていた。ドイツでインターナショナルスクールのコーラス部にいる時も先生からは、音譜通りに歌うように指導され、疑うこともなくきちっと楽譜を読んで歌っていた。
    ところが・・・・・
    昨日のジャズのレッスンで先生から、「楽譜は基本だが、自分の歌のイメージに従って、音符を変えたり、テンポを変えたり、音程を変えたりすることができる。自分が一番気持ちよく歌えるように歌う事がが大切です。」というお話があった。確かにそのような気持ちで歌うと気分がとても良い。私にとっては大発見!!
    「歌う」ということは本当に「奥が深い」と思った。

    自分のイメージに合わせて、基本の楽譜をアレンジしてよい。歌うと本当に気持ちよく歌うことができる。
    そして自分のオリジナルの歌ができあがる。歌いこめばこむほど味がでる。

    これは「人の生き方」にも通じると思う。「自分が一番幸せに感じる瞬間」は人によってちがう。人の生き方は同じでなくてよい。いくらでも自分にあわせて変えることができる。これからも私なりの生き方、気持ちの良い生き方を歌とともに探って生きたい。  


  • Posted by ゆっこ at 23:21Comments(0)

    2011年10月12日

    ドイツと日本の誕生日

    ドイツの誕生日と日本の誕生日の違いがいくつかある。

    まず一つは誕生日のお祝いだが、日本では誕生日が来る数日前にお祝いすることがあるが、ドイツでは誕生日のお祝いは、必ず誕生日の当日かその後にお祝いする。ドイツに行ってすぐに子供の誕生会をするのにこの習慣を知らず誕生日の1週間前にパーティ―をしてしまった。理由ははっきりしないのだがドイツ人の誰に聞いても誕生日前にはお祝いしないそうだ。

    まだ、かわったところでは、会社に勤めている場合は、自分の誕生日には、自分が会社の同僚たちにマフィンやケーキなど焼いて持っていくことが慣わしだ。もちろんプレゼントをもらうこともあるが、誕生日を迎える本人がみんなにケーキを持っていくなんておもしろい!!

    さらに子供の誕生日プレゼントでとても合理的だと感心したのは、誕生日のプレゼントをもらうのに初めから、本人が自分のほしいものをお店で選んでおきそこから、友達にプレゼントを選んでもらうというやり方だ。自分でおもちゃ屋さんに行きそこでほしいものを先に選んでおき、お店の方で大きなバスケットにそれらの品々を入れておいてもらう。そして、友達には、そのお店でプレゼントを購入してもらうようにする。
    このようなやり方だと友達たちにとってもプレゼントを決めるのにとても助かる。

    お誕生日のお祝いの仕方ひとつをとってみてもドイツと日本とでは違いがある。
    そんな違いを戸惑うのではなく楽しんでしまおう!!



      


  • Posted by ゆっこ at 01:18Comments(0)ドイツと日本

    2011年10月09日

    ドイツ語でフランス語を習うということ!!

    ドイツにいる間、フランスを旅する機会があり、以前大学時代、またパリ単身留学中に勉強したフランス語を無性に再度学びたくなり、ドイツの市民大学でフランス語の授業をドイツ語を並行して学んだ。
    私がとっていたクラスは、外国語としてのフランス語だったので、私以外は皆ドイツ人で、以前フランス語を学校で学んでいた社会人ばかりの10人クラスだった。
    フランス語を学び始める時期だが、ドイツ語を習い始めであまりドイツ語に慣れていない間は、フランス語をドイツ語を通して学ぶことに無理があると思い、ある程度ドイツ語に慣れた渡独3年後にフランス語の学習をスタートした。
    案の定、授業は、ほとんどがフランス語によるものなのだが、時にドイツ語で先生から説明があったり、ドイツ人生徒からはドイツ語で質問があったり…そのようなときには、せっかく頭がフランス語に切り替わっているのに、突然外国語としてのドイツ語が入って邪魔をしてしまい、非常にやりずらかったのを覚えている。2つとも私にとって外国語なのでドイツ語にあまり親しんでいない時にはフランス語とドイツ語の切り替えがうまくいかなくなってしまうこともあった。最悪なのは、独文仏訳だった。まずドイツ語でdictationしてそれからそれをフランス語になおす練習だ。これには参った!! 一瞬頭の中が真っ白になり、どちらがドイツ語なのかフランス語なのか分からなくなったしまったこともある。これもある程度ドイツ語が「強い言葉」になってからはそのような問題は少なくなったが。やはり、この「強い言葉」「弱い言葉」というのは外国語学習上避けて通れない。ある程度その外国語がしっかりすると他の外国語と混ざることはあまりなくなる。英語に関してはドイツ語と混ざることはなかったが、日本の方々に英語を教えているときに、ドイツ語と英語が混ざってしまい混乱してしまっている方もよくあった。これは英語が少々弱い言葉のために生じてくるものだ。
    すべての言葉を「強い言葉」にするのは大変難しく、バイリンガルあるいはトリリンガルを言われている方でもやはり「強い」「弱い」はあると思う。あとは、程度問題ではないだろうか?
    私にとってやはり、一番強いのは、英語、そしてドイツ語、フランス語の順であろう。

    外国語で外国語を習うことのむずかしさはさておき、良い点は、2つの言葉を比較することにより、いろいろな面で学習上の利点になることだ。文法上の違い、文の構造の違い、さらにはドイツ語とフランス語の場合男性名詞、女性名詞の違いも明らかになる。是非、チャンスがあれば楽しみながら2つの外国語を同時に学ぶことにチャレンジしていただきたい!!

      


  • Posted by ゆっこ at 23:21Comments(0)外国語学習

    2011年10月08日

    どちらに行きたい?日本の歯医者・ドイツの歯医者

    歯医者さんに行くのは好きではないのだが、ここ数回歯の治療に行っている。
    ドイツから10年ぶりに帰国して日本の歯医者さんに行くと、ドイツの歯医者さんとの違いを感じることがある。ドイツで私が通っていた歯医者さんには、ちゃんと歯ブラシと歯磨き粉がお手洗いに常備されていて、診察前に歯を磨くことができ大変助かった。日本では、家から直接行くときには歯を磨いていけるのだが、出先から歯医者さんに行くときは自分で歯ブラシを持参しなければいけない。
    今日は、あわてていて歯ブラシを忘れてしまったので、ドラッグストアで買わなければいけなかった。
    その点、ドイツの歯医者さんには気配りを感じる。あるいは日本では歯医者さんに行くときに歯を磨かないで行く人が多いのかな?私が歯ブラシを持って「先に歯を磨いてきます!」と受付の女性に声をかけたら、そばにいた患者さんが「歯を磨くの?」なんてびっくりしていたから。
    またドイツでは歯医者さんで毎年1回歯のクリーニングを受けていたのだが、最後の仕上げに歯磨き粉を少しつけて磨いてくれる。その時にいつも「メロン、ぺパーミント、ストロベリー、グレープ味がありますが、どのフレーバーがいいですか?」と聞かれた。好きなフレーバーを選べるなんてとても楽しくなる。

    でも今日歯の治療で麻酔を受けたのだが日本の歯医者さんのほうが患者さんに優しいと思った。ドイツでも痛みを感じさせないように治療前に麻酔の注射をするのだがとても!!!痛い。しかも何本もされるのだからたまったもんではない。それに比べて今日の歯医者さんでは、まず麻酔の注射をする前に麻酔薬を少しガーゼにたらし麻痺させてから、麻酔の注射をうってくれたので注射針の痛みを全く感じなかった。
    日本の歯医者さんの「気配り」をうれしく思った。

    それにしてもいつも感じるのだが、日本の病院はプライバシーがないと思う。ドイツの歯医者さんも通常は個室で治療を受けるので、ほかの患者さんに話を聞かれることもないし、ほかの患者さんと先生の話も聞こえてこない。日本は、皆同じ部屋のオープンスペースなので、すべて聞こえてくる。今日も隣で別の患者さんと先生が「入れ歯」の話をしていたのだが、何となく居心地が悪かった。これも慣れてくるものなのかな?

    ドイツと日本の歯医者さんの違いと感じた今日この頃でした。  


  • Posted by ゆっこ at 00:58Comments(0)ドイツと日本

    2011年10月07日

    大切にされているドイツの犬たち

    ドイツから日本に帰り思うことは、ドイツの犬は本当に大切にされているということだ。もちろん日本にもたくさんの愛犬家がいるし、かわいい犬のグッズのお店があったり・・・・でもどちらかというと飼い主が個々に自分の犬を愛して、接しているという印象を受ける。それに比べてドイツは国民全体が犬に対して暖かい気持ちを持っているように感じる。犬が人間同様に大切されていると思う場面がたくさんあった。
    例えば、ドイツにいた時に毎月お惣菜の配達を頼んでいたのだが、いつも配達員は、犬のお菓子を持っていて、我が家の愛犬ブラッキーにお菓子をくれた。また郵便配達人の多くもお菓子をポケットに入れていていつもブラッキーにくれた。そんなわけでブラッキーは、訪問者は必ずお菓子をくれると思い、ドアのチャイムが鳴ると一目散にドアに向かって走っていくようになった。そしてしっぽをちぎれるくらいに振って座って待つ習慣がついてしまった。ブラッキーは日本に帰ってもそうするのだが、残念ながら何ももらえない。

    また、ドイツが犬にとってやさしい国だと思ったのは、ガソリンスタンドにきちんと犬用に水の入ったお皿が置いてあることだ。
    ドイツでは散歩中にブラッキーは、スタンドでよくお水を飲んでいた。また、ドライブインにあるお店やレストランの前にもちゃんと犬用のお皿にお水が入って置いてあった。よく配慮されていると感心してしまう。

    さらに飼い主と一緒にパン屋さん以外にはレストランやカフェにも入れる。ドイツで散歩中にカフェに立ち寄り、ブラッキーと一緒にお茶をした事が懐かしい。
    日本の夏はとても暑いので、散歩中に冷房のきいたカフェに入りたくなるが、ブラッキーを暑い外で待たすのは、かわいそうなのでお茶もできない。
    ドイツの犬はデパートにも一緒に行くし、バスや電車にも飼い主と一緒に乗る。初めてデパートで犬を見たときは、衝撃だった!!
    こう考えるとドイツは犬ばかりでなく飼い主に対してもやさしい国だと思う。
    ドイツ生まれでドイツ育ちのブラッキーはどう感じているのかな?





      
    タグ :ドイツの犬


  • Posted by ゆっこ at 00:59Comments(0)ドイツと日本

    2011年10月05日

    日本の卵とドイツの卵

    日本では10個入りの卵を買うと、一つ一つの卵に賞味期限が書かれた小さなシールが貼ってありとても助かる。
    ドイツでは、6個か12個の紙パックで売られ、その箱には消費期限が書いてあるが、箱から出して冷蔵庫に並べてしまうと期限が全く分からなくなってしまう。さらに市場(マルクト)で卵を買う時は、自分で紙パックを持っていくか、市場においてある紙パックに卵を入れてもらう。その際には賞味期限はわからない。
    もちろん買った卵を使い切ってから、新たに購入すればいいのだが、ケーキやマフィンなどを作るときには、卵が足りなくなって買い足すこともある。そんな時にもし前の卵が残っていると、どれが新しい卵なのかわからなくなってしまうことがある。そんな時に一つ一つの卵に賞味期限の書かれたシールがあるととてもありがたい。
    日本のサービスは本当に「かゆいところに手が届く」サービスだと思う。

    でも「サービス」によってはちょっといき過ぎと思うものもある。
    例えば日本のパン屋さんで菓子パンを買って持ち帰るときに一つずつビニール袋に入れてもらうことが多いのだが、その必要があるのだろうか?ドイツでは、パンはすべて一緒にそのまま紙袋にいれられる。時には、「ベルリーナ」のようなまわりにお砂糖のついた揚げパンとほかのパンが一緒に入っているので、ほかのパンにもお砂糖がついていることもあるが誰も気にしない。むしろ、他のパンにもお砂糖の味がついて美味しく感じることもある。

    細やかな気使いやサービスもいいが、場合によっては必要ではないものもあると思う。
    あまりにもこのようなサービスに慣れてしまうとそれが当たり前のように感じ感謝の気持ちやありがたく思う気持ちがなくなってしまいそうで怖い。  


  • Posted by ゆっこ at 01:00Comments(0)ドイツと日本