たまりば

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2024年01月07日

学びは、一生続く!

今日は、夫の元上司のお宅にお年賀に行きました。その時に丁度、上司のお姉さんにお会いできて、少しお話をしたのですが、今は大学を退官なさっていて、退官後も研究を続け、執筆活動をなさっているとのことでした。ご専門は教育心理学で特に学習に困難をきたす子どもたちに焦点を当てた研究を続けていらっしゃいます。そして昨年、執筆なさったという著書をくださいました。その本には、研究によると過去には、LD(学習機能不全/不調)は治癒できず対処あるのみと言われ、自分自身もそのように受け止めていたが、その考えを訂正することがこの書の目的であるとありました。つまり、現時点では、「神経可塑性」という能力により、治癒可能であるということです。今まで自分が述べてきたことを新たな知識や理論を得ることにより、訂正し、そのことを多くの人に伝えたいという姿勢に頭が下がります。私の所属する研究会も退官なさった先生が始められたものですが、常に若手研究者たちも交え、ご自分の研究を深められていらっしゃいます。今回の出会いも含めて、学びは一生続けることができる、そして少しでも学びから得た知識や理論、経験を社会に還元し、それが誰かの幸せにつながっていったらいいなと思いました。

これは、artistのフランス人の友が手作りして送ってくれたものです。娘の4か月児のために丁寧に作ってフランスから送ってくれました。彼女は今も息子夫婦の小さな孫たちのお世話をしながら、芸術活動を続けています。そして彼女の学びや経験が、しっかりと誰かにとり幸せにつながっています!少なくとも私たちにとって!  


  • Posted by ゆっこ at 22:56Comments(0)人生を生きる

    2023年10月05日

    「考える」ということ

    先月9月20日に社会学者の加藤秀俊さんが93歳で亡くなりましたが、加藤さんについて、社会学者の竹内洋さんは、「私たちは、先生(加藤秀俊さん)の著作から事実を通して自分の頭で思索するとはどういうことなのかに思いをはせることができる」と記しています。確かに今は、インターネットなどをとおして、情報が簡単に入手でき、それを事実として鵜呑みにしがちです。私自身もわからないことがあると、自分で考えることもせず、すぐにネットで検索することが多くなりました。ましてや時間に追われる日々の中では安易に答えをもとめがちです。竹内さんによると、加藤さんは著書の中で「与えられた知識のうえに生きることがあまりにも多く、ゆるぎない事実を通して思索することがあまりにすくない」ことを指摘されています。とても重い言葉だと思います。たまたま、今日、聞いていた英語のニュース番組で、”イグ・ノーベル賞”日本人が受賞、というトピックを扱っていました。そのニュースのなかに次のような内容がありました。
     The parody award was started in an American science journal in 1991 to celebrate quirky research that "makes people laugh, then think."
    この賞は、「人々を笑わせ、それから考えさせる奇抜な研究」ということですが、これらの研究は、とてもユニークな発想で、私たちを笑わせ、そして、ふと立ち止まらせ、考えさせてくれるものだと思います。このような楽しい素晴らしい発想が出てくるのは、日々、目に入り、耳にする知識や情報をcriticalに捉える姿勢が基本にあるからだと感じました。自分自身もそのような姿勢をみならいたいものです。

    近くの公園で見つけた銅像。「考える」時間をもつこと、大事ですね!「わからないこと」も「わからないまま」も楽しむことも!  


  • Posted by ゆっこ at 22:49Comments(0)人生を生きる

    2023年09月14日

    自分らしく生きる:人生の先輩たちから学ぶ

    今日は、訪問リハビリテーションをなさっている作業療法士の方のお話しを聞く機会がありました。その中で、印象に残った言葉は、心身機能に何か障害があった場合、その回復を求めすぎるのではなく、その人らしい生活を維持することがとても大切、というものでした。私たちは、何か問題があると、その回復を目指しがちですが、大事なのは、その問題や障害と向きあい、時にはそれらを受け入れ、その中で自分らしく生きていくという事。確かに年を重ねていくと、今までのように機敏に動けなかったリ、体力の低下を感じたり、集中力に欠けたり…自分の中でも変化を感じることがあります。その時に若い時と同じような自分を目指すのではなく、うまく対処して、というより、むしろそれを楽しむという向き合い方も面白いかもしれません。若い時と違う自分、変わっていく自分、を客観的に観察しながら。そして、自分より年上の方々といろいろ話をすることもとても刺激的で勉強になります。心身機能が変化していくなかで、どのような形で折り合いをつけながら、自分らしく暮らしていくのか。これからも人生の先輩たちとつながり、さまざまのことを学びたいと思っています。

    ケープタウンのレストランで食べた魚介類盛り合わせ。食欲だけは年をかさねても減らない??  


  • Posted by ゆっこ at 20:22Comments(0)年を重ねる人生を生きる

    2023年04月26日

    失敗から学ぶ新たな挑戦!

    Hi, everyone! It was very chilly today, wasn't it?

    今日の新聞記事に、日本の宇宙企業アイスペースが、世界で民間企業初となる月着陸を目指していたが、その目標が達成できなかった、とありました。私も是非成功したらよいなと希望を持っていたので、とても残念に思いました。でも、そのあとに、創業当初から技術面で支えてきた東北大学の吉田教授の「失敗なくして成功はない。今回得られた教訓やデータを生かし、挑戦を続けて欲しい」という言葉を目にして、なんだかとてもジーンときました。私自身、今まで、失敗することが怖くて、二の足を踏むことがありました。確かに失敗をあまりしたくない、できるだけ避けたいと思いがちですが、失敗から学ぶことはとても多いと思います。また、「失敗」ではないですが、大学の語学の授業において、学生たちは、間違うことを恐れて、どうも完璧な正しい英語を話すことに重きをおきがちです。ですから、わたしからはいつも「間違いを恐れることはない。むしろ、たくさん、間違いをしてください! 間違えたら、それを直していけばよいのです。ただそれだけのことです。」と伝えています。学生にそのようなメッセージを送っている私ですが、なんと、どうやら失敗や間違いを恐れている自分がいるようです。吉田教授の言葉を目にして、これからは、失敗や間違いを恐れず、そこから学んでいこう、それが成功につながるんだ、という意識を持ち続けようと強く思いました。  


  • Posted by ゆっこ at 20:54Comments(0)人生を生きる

    2023年04月06日

    「生きることなく、人生を終えたくない」

    Hi, everyone! How are you doing?

    今日は、前から見たいと思っていた「生きる Living」という映画を見ました。ノーベル賞作家のカズオ・イシグロが脚本を担当、そして黒澤明監督の「生きる」のリメイクということもあり、とても関心がありました。第2次世界大戦終結から数年後のロンドンを舞台にしたもので、お役所に勤める公務員の男性、ウィリアムズが主人公です。ある日、がんで余命が短いということを宣告され、人生を見つめ直し、生きるとは何かを問いかけていきます。そして、人生を見つめ直し、生まれ変わっていくのです。自分の中で答えを出した彼に、仕事への取り組み方、職場や他の人々とのつながり方一つをとっても、生命力がみなぎっていくのが伝わってきます。人は、何てこんなに生き生きと生きることができるのだろう。感銘しました。主人公がまるで別人のように変わっていくのをみながら、自分の中の気持ちもだんだんと熱くなってくるのを感じました。そして、ウィリアムズの言葉で一番記憶に残ったのは、「生きることなく、人生を終えたくない」というものです。この言葉は、とても深い意味を持っていると思います。「生きる」とは何か。「生きる」とは、ただ単に息をして体が生きているというだけではなく、もっと強いパワー、生命力、力強さを供え合わせているように思います。私も、ウイリアムズのように「生きる」とは何か、今一度しっかりと考え、これからの人生を「生きて」いこうと気持ちを新たにしました。

    花びらが散った葉桜に生命力を感じます。
      
    タグ :葉桜生きる


  • Posted by ゆっこ at 22:37Comments(0)人生を生きる