たまりば

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2011年09月07日

勇気をくれたイタリア人の友達

ドイツにいた時に、子供がインターナショナルスクールに7年間通ったが、その時に素晴らしいイタリア人女性と知り合うことができた。
彼女とは、子供同士が同じインターの学年ということで知り合った。初めて会ったときは、彼女はほんの片言の英語しかできなかった。ところがとにかく積極的でいろいろなインターの保護者の集まりに参加していた。毎回片言の英語を使って一生懸命質問したり、自分の意見を述べたり・・・本当に前向きで明るい女性でとても好感を持った。
そして知り合って1年後には、彼女はなんと学年の保護者代表に立候補したのだ。
代表者とは学年のまとめ役で先生との連絡を取り合ったり、重要な連絡事項をメールで保護者に送ったり、大切な仕事だ。
ある日彼女から、連絡事項の長いメールが来たのだが、イタリア語交じりの英語で、文法的にも文章になっていなかったりで、あまりよく理解できなかった。それでも彼女の英語力よりむしろ彼女の積極性を本当に素晴らしいと思った。
ドイツのインターには英語が母国語でない国の人がたくさんいて、中には英語が不得意の保護者もいらしたが、彼女のような存在は、私も含めて多くの人たちに本当に勇気を与えてくれた。それからは英語が母国語でない様々な国の方たちが、積極的に学校の行事にかかわるようになった。

7年後の卒業の時には、彼女の英語は本当に素晴らしいものになっていた!!!
「英語ができないから」とか「自信がないから」ということをよく聞くが、まずは勇気を出して一歩ふみだしてみると世界は広がっていくと思う。
私自身もドイツに行ったときに全く言葉がわからず不安だらけだったが、イタリア人の彼女と知り合ってから、私も勇気を出してドイツ人社会に入っていこうと思った。そして下の子がドイツの小学校に入学したとき、保護者会でドイツ語で「私も子供と一緒にドイツ語を勉強していきます!!」と片言のドイツ語であいさつしたら、拍手喝采されその時とてもうれしかったのをおぼえている。
そしてそれから9年後、子供の学校仲間のドイツ人保護者の方に「ドイツ語じょうずになったね!
あなたはドイツ語もあまり知らないのに子供をドイツの学校に入れるなんて勇気があると思う。」と言われ、感激した。

言葉があまりできなくても勇気を出して思いっきり知らない世界に飛び込んでみることも大切なのではないだろうか。
もちろんまわりの人のあたたかいサポートもとても大切だ!!



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    この記事へのコメント
    InternationalがみあたらなかっらのでGrundschuleで留年してGymnasium へいれて中3 12月帰国 ICU高校へって 家内は今でも次女にドイツ語を教わります.夜の父母会なんてありましたね. 
    Posted by askitdeki=SOHO DEKI at 2011年09月07日 10:12
    私の家でも独文科に入った姉がGymnasium9年までドイツにいた妹にドイツ語の宿題をもてもらっています!!

    父母のStammtisch楽しかったです!
    Posted by ゆっこゆっこ at 2011年09月07日 20:52
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      コメント(2)