たまりば

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2012年03月05日

インターでの数々のAwardsとAppreciation

ドイツに10年いる間、上の娘はインターナショナルスクールに通っていたが、毎年termの終わりにいろいろな学科における「頑張り賞」や「成績優秀賞」、さらには「皆勤賞」、そしてクラブ活動での「努力賞」など実に様々な賞の表彰式があった。その日は、全校生徒が講堂に集められ、その表彰式に参加する。

娘もESL(English as a Second Language)のコースで「頑張りました賞」をもらうことになり、保護者にまでその表彰式の案内が来た。初めてのことなので、私も講堂に行ってみた。すると娘の名前が全校生徒の前で呼ばれ、彼女は前に出ていき、校長先生から表彰状を渡された。自分のことのように何だかとてもうれしかったのを覚えている。

このような賞はAwardと呼ばれ、その賞状はきちんと額に入れて渡される。もらった生徒はきっと誇らしい気持ちだろう。何しろ全校生徒の前で名前が呼ばれて皆から拍手をもらうのだから。

日本ではこのようにAwardをもらうことはあまり頻繁に行われていない気がする。

Awardだけでなく、インターにはたくさんの感謝会があった。生徒だけなく父兄で学校の活動にかかわった人達も学校から招待を受け、感謝の言葉をもらう。私も”Japanese coordinator"の仕事を1年間したときは、校長先生から招待状が来て、学校まで出かけて行った。そこにはいろいろな形で学校活動にかかわった父兄が呼ばれビュッフェ式の軽食までサーブされる。そして校長先生から感謝のお言葉をいただく。お礼を言われるために活動をしたわけではないが、やはり一言感謝の気持ちをいただくと大変だったがやってきてよかったと嬉しく思った。

日本でも昨年4月から娘の高校でクラス学級委員をしたのだが、クラス委員同志の打ち上げはあっても学校からの感謝会はとくにない。父兄としてもやはり何かの形で"appreciation day"のようなものがあったら、とても励みになると思うのだが。

学校にかかわらずいろいろな活動、アクティヴィティに関してAWARDSやAppreciation Dayがある社会になったらいいと思う。自分が認められることは大きな自信につながると信じる。個々が自信を持つことによりもっと明るいhappy な社会になるのではないかな。