たまりば

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2023年03月29日

赤ちゃんも一緒に映画!

Hi, everyone! What's new?

映画が大好きな私ですが、最近、シネマズ・マガジンでこんな情報を目にしました。「ベイビークラブ シアター」という案内。これは、子育てをするすべての方に映画を楽しんでもらいたいという趣旨で、赤ちゃんと一緒に映画を気兼ねなく楽しめるという企画。毎月1~2回、木曜日に実施中とありました。これはなかなか面白くよい企画だと思いました。子育て中でも映画を見たい親御さんたち、そして赤ちゃんも?そして、赤ちゃんが泣きだしてもお互いさま、なんていいですね!この案内を見てふと思い出したのが、昨年、ドイツに行ったときに良いと思った子連れカフェです。つまり、赤ちゃんや小さな子どもを連れた人たちのみが入れる、ゆったりとしたソファでくつろげるカフェです。室内は明るく、遊んだり、走り回れるスペースがたっぷり。日本にもこんなカフェがたくさんあったらいいのになあ、とそれを見て感じました。もしかして、私が知らないだけで、日本にもそんなカフェもあるのでしょうか。こう考えると、これは、可能になるかわかりませんが、赤ちゃんや小さな子連れの方々専用の車両などあったらいいなと思います。先日、混んでいる電車に乗った時、ベビーカーを押したお母さんが、なかなか電車に乗れずに困っているのを目にしました。また、幼稚園くらいの子どもを連れたお父さんが、ぎゅうぎゅうの電車内で子どもが大人たちの間に埋もれてしまい、つぶされないか、呼吸ができているか、ひやひやしている場面もありました。赤ちゃんや小さな子どもたちにもやさしい、あたたかい社会、特に人口密集の都会のなかで、何かよい工夫をしていければと思います。

以前、ご紹介しましたが、今年の3月にデュッセルドルフのホーフガーデンで撮りました。寒くて雪がまだ解けずに。気持ちがほっこりする彫像で大好きです!!  


  • Posted by ゆっこ at 21:39Comments(0)子どもにやさしい社会

    2023年03月28日

    ちりゆく桜に人生を重ねる

    Hi, everyone! How are you doing?

    ここ数日で満開の桜から、散りゆく桜も目にするようになりました。若い時は、満開の桜ばかり愛で、いつまでも桜が散らないといいな、と思っていましたが、年を重ねていくうちに、散っていく桜にも魅了されるようになりました。散った桜の花びらが地面に広がっている光景は、なんて美しいのでしょう! そんなちりゆく桜になんだか、人生を見るような気がします。満開の時期は、若さがあふれ元気いっぱいの時期、そしてちりゆく桜は、だんだんと年を重ねていく過程のようにみえます。地面に散った桜の花びらの美しさには、年を重ねることによる人生の円熟した美しさが重なります。また、桜は散った後、葉桜になり、緑の若葉が芽吹いてきます。そんな若葉には、人生における、若い時とはまた違う、さまざまな経験や体験を経て生まれる新たなエネルギー、そして新たな出発を感じることができます。桜は私たちに、人の生きざまを見せてくれているような気がします。
    これからも満開の桜から若葉が芽吹くまで、桜の見せてくれるダイナミックな移り変わりに、自分の人生を重ねながら、楽しみたいと思っています。



      


  • Posted by ゆっこ at 23:59Comments(0)今の自分人生を楽しむ

    2023年03月26日

    たまの来客で部屋も気持ちも明るく!

    Hi, everyone! Did you have a good weekend?

    今日は、ゴミ出し以外はずっと1日、家に居ました。というのは、午後から来客があったので、午前中はひたすら部屋の掃除や片付けをしていたからです。もともと整理整頓が苦手な私で、すぐに部屋が散らかってしまうので、来客があるときは大変です。部屋を片付けなければ。でも、来客があるのは、整理整頓するための良い機会と捉えています。まずは、テーブルクロスを冬の暖色カラーから、明るい桜色にかえてみました。これだけで部屋がぱぁーっと明るくなりました。先日、花屋さんで買った真っ赤なチューリップとガーベラの花も色を添えてくれます。そしてお手洗いの便座カバーやタオルも明るい色に。あとはひたすら掃除・かたづけです。要らない書類やチラシを処分したり、整理したり、フロアーを拭き掃除し、たんすの誇りを払ったり…することはいっぱい。そしてなんと2時間も時間がたっていましたが、どうにか午後2時の来客の時間に間にあい、ほっと。日頃からきれいにしていればいいのですが、どうやらそのような状況に追い込まれないとやらないタイプ??
    桜色のカステラやサクサクおせんべい、フルーツなどをほおばりつつ、皆で3時間ほど楽しくおしゃべりして、来客たちは満足して帰っていきました。久しぶりのおしゃべりの時間もリフレッシュにつながりますが、なんといっても家の中が明るくなり、気持ちまで明るくなったのをとてもうれしく思いました。これからも来客は大事!!!と再認識した1日でした。

    友達がバルセロナの写真を送ってくれました。少し曇りがちですが、そのなかにも春の気配を感じさせます。  
    タグ :片付け春色


  • Posted by ゆっこ at 22:29Comments(0)今の自分

    2023年03月24日

    年を重ねることで見える世界・人とのつながり

    Hi, everyone! How was your day today? It was just like a summer day, wasn't it?

    以前、お話ししたように2年半ほど前から、団地内の高齢者支援の活動のお手伝いをしています。実は、今年2月にドイツで目にした「高齢者と若者たちとのつながり」を支援するデュッセルドルフ市の試みに感化され、日本でも同じような取り組みができないかとずっと思っていました。たまたま、先日の支援クラブの定例会で、団地の高齢化が進み、病院や買い物に付き添ったり、ゴミ出しのお手伝いをする人材が必要になってきているが、そのような人手が足りないという問題が提起されました。それで、その時に、何か若い人たちや大学生の力を借りることができないかという提言をしてみました。話を伺ってみると、すでにそのようなことも考えたが、うまくいかなかったとか・・・・八王子には、大学もたくさんあるし、何かできないものかとお話ししたら、団地内の支援クラブのスタッフが市の担当課の方とつないでくれました。まずは現状を知らねばと思い、情報収集もかねて早速お電話したところ、又調べてご連絡をしてくださるとのこと。また、近隣の包括支援センターの方から、市内の大学に学生ボランティアセンターがあることを教えていただき、その担当の方から来月お話を伺えることになりました。とにかく、何もしなければ何も起こらない、ダメもとの精神で、高齢者支援と若者をつないでいけたらと思っています。ドイツでは、若者たちが高齢の方のお話し相手もしたりしていますが、高齢者にとってプラスになるだけでなく、高齢者とお話をすることにより若い人たちも多くのことを学ぶことができると思います。つまり、give and take。2方向性をもち、高齢者にも若者たちにも、両者にプラスになると確認しています。そして今回、感じたことは、年を重ねたからこそ見えてくる高齢者の直面する課題や問題、そして、もうひとつ大事なことは、行動を実行に移す際の人とのつながりの大切さです。いろいろな人がつながり、お互いに助言やアドバイスをしたり、されたり、さらに輪が広がっていくように思います。今度、話を伺う大学の学生ボランティセンターですが、なんとその大学は、偶然にも私が講師をしている大学でもあり、驚きました。人とのつながりは、年齢を重ねてきているからこそ、可能になるものだと思います。この取り組みはまだまだ入り口、いや、まだ入り口にも立っていないですが、少しずづ、大事にあたためながら、いろいろな人とつながりながら、孵化させていけたらなあと思っています。年を重ねることにより、身近に感じる高齢化、そして、横に広がるネットワーク、これこそ年を重ねたものの特権そして醍醐味のような気がします。

    桜だけではなく、菜の花も美しい元気な姿を見せてくれています!  


  • Posted by ゆっこ at 21:41Comments(0)年を重ねる

    2023年03月22日

    絵画を通し、内からのメッセージを聞く

    Hi, everyone! Cherry blossoms are now in full bloom, aren't they? So beautiful!

    今日は、前から行きたかった国立西洋美術館の「憧憬の地 ブルターニュ」の展覧会に足を運びました。以前、ブルターニュ地方を1週間ほど訪れたことがあり、荒々しい海岸や絶壁、美しい深い森などダイナミックな自然が残る美しい地方ですぐにとりこになりました。今日の展示品の中にも港町の風景や美しい海岸の日没風景、村の人々を描いたものなどありましたが、中でも印象に残ったのは、ポール・ゴーガンの2つの作品です。まずは、「ブルターニュの農婦たち」という作品。二人の農婦たちが、まるでタヒチの女性たちのような顔貌をしているのです。説明を読むと、ゴーガンは、タヒチ滞在を経て、ブルゴーニュの地を再訪し、タヒチで得た造形語法を用いて、この地を描いたとありました。それは、女性達の顔貌だけでなく、草地や民家にも、南洋で培った力強い色彩表現の痕跡にも見いだせると書かれていました。まさにゴーガンらしさを感じました。また、「海辺に立つブルターニュの少女たち」という作品を見ると、2人の少女たちがこちらを見る視線が険しくて、何かを訴えかけているように見えます。そして、2人の足は裸足でとにかく大きく描かれていてびっくりします。説明には、ゴーガンの「自身の内にも宿る」とする「野生」が象徴的に表されているとありました。この作品は、ブルターニュ地方の海岸の断崖を背景にしており、彼の「野生」味とされるものが、背景の海の荒々しさにマッチしているように見えました。また、目を引いた作品は、ジャポニスムに深い影響を受けたとされる画家アンリ・リヴィエールの作品です。ブルターニュ地方の港を背景にしたものや深い森を歩く女性などを描いた「時の仙境」。まるで日本の浮世絵をイメージさせる大変興味深い作品でした。ブルターニュ地方が日本の風景にも見えてくるので不思議です。
    今回の展示作品をみて、画家たちが、どこにいてもそして何を描いても、自分の内なる心の求めるものを素直に作品に表現しているように感じました。展示品には、黒田精輝や藤田嗣二など日本から渡仏してブルターニュ地方を訪れた画家たちの作品もあります。明治・大正期にこの地方を訪れ、何を感じ、何を思ったのか。そんな彼らの気持ちを考えながら絵を見ていくことはとても貴重な体験でした。そして作品をみて感じたことは、かれらが日本を離れた異郷の地で、何事にもとらわれない解放された心で作品と向かい合ったということです。
    美術館を後にしてとてもすっきりとした明るい気持ちになったのは、満開に美しく咲きほこった桜だけによるものでなく、画家たちの内なる声、力強いこころのメッセージに触れることができたからのような気がします。

    上野公園の桜。桜もいっぱい。人もいっぱいでした。  


  • 2023年03月21日

    ほめることで自分も良い気分!

    Hi, everyone! What's up?

    先日、嬉しかったことがあります。スポーツクラブのプールでのんびり泳いでいたところ、プールスタッフの女性に「きれいな泳法ですね!」といわれたこと。平泳ぎは結構長い年月??泳いでいる泳法ですが、泳法をほめられたのは生まれて始めてのことでした。自分に自信があるわけでなくただのんびりと気持ちよく泳いでいたのですが。その誉め言葉を聞いて、なんとなくその日はずーっといい気分。本当に単純だなあと思わず自分で自分を笑ってしまいました。でも、こんな気分にさせてくれる褒め言葉。欧米人の友達と話す時は頻繁にほめたり、褒められたり、という事が起こります。素敵な髪形やアクセサリーなどに気が付けば”You look nice!”、もちろん外観だけでなく考え方やアイデアに対しても”That’s a good idea! How smart you are!"など。これはコミュニケーションの一つの潤滑油のように思います。ほめられて嫌な気分になる人は少ないのではないでしょうか。もちろん、あまりに見え透いたお世辞などは避けたいところですが。日本の友達とのコミュニケーションでも自分なりに取り入れるようにしています。そして人をほめることができるのは、やはり自分が心身共に良いコンデイションでなければできないような気がします。毎日の生活の中で、自分もそして相手も良い気持ちで過ごせたら最高です! 誉め言葉、これからも取り入れていきたいです。

    もうじきイースターです。ドイツの花屋さんでもバニーの出番ですね!  


  • Posted by ゆっこ at 20:38Comments(0)

    2023年03月19日

    お彼岸での出会い

    Hi, everyone! How have you been?

    昨日の天気とはうってかわって晴天の日曜日。お墓参りに行ってきました。そしてそこではいろいろな出会いがありました。まずいつも愛犬ブラッキー(ドイツ生まれのボーダーコリーで14歳7か月で日本で亡くなりました)のお墓参りをするのですが、そこでやはり愛犬のお墓参りをなさっている女性に出会いました。その女性は、大きなラブラドール・レトリバーを連れていました。お話を聞くとそのワンちゃんは10歳。とても愛らしく優しい目が印象的でした。久しぶりに大型犬と触れ合え、ブラッキーがそこにいるような気がして、おモわず涙ぐんでしまいました。その後、お墓参りをしたのですが、園内には、春の花々との出会いがありました。桜はまだ少々早かったのですが、満開になった桜もあり、ゴージャスなハクモクレン、かわいいパンジーたちとも出会えました。まるでご先祖様たちが準備して出迎えてくれているような気がしました。その後、霊園内がよく見渡せる高台にある大きな鐘をつき、さらに活力をいただきました。そしてまだまだ出会いは続きます。なんと、帰り際に霊園内でアライグマ?を見かけたのです。薮の中で「ぶちゅぶちゅ」という奇妙な音がして何かと思って覗いてみると、体調80㎝ぐらいはある茶色の毛色でした。もちろんあまり近づかず、触らず。それにしてもお墓参りに行き、霊園内で出会ったのは初めてです。今日1日のお墓参りで、とてもいろいろな出会いがありました。何でもないような小さな出会いに気持ちがほんわりあたたかくなるのは、年を重ねてきたからでしょうか。これからも様々な出会いを大切にしていきたいと思いました。そして、ご先祖様、気持ちの良い美しい日と多くの出会いをありがとう!!

      


  • Posted by ゆっこ at 21:32Comments(0)今の自分年を重ねる

    2023年03月17日

    早口言葉で生活に笑いを‼

    Hi, everyone! How are you doing? Are you having a relaxing Friday night?

    昨日、高齢者の方対象のZoom会で英語早口言葉をご紹介しました。早口言葉といえば、日本語では、こんなものがありますね。

    ・生麦・生米・生卵(なまむぎ なまごめ なまたまご)
    ・赤パジャマ・黄パジャマ・茶パジャマ
    ・隣の客はよく柿食う客だ
    ・かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ むぴょこぴょこ
    ・瓜売りが瓜売りに来て瓜売りのこし、うり売り帰る瓜売りの声

    そしてなんとZoom会では次のような英語早口言葉にも挑戦してもらいました。
    ・Can you can a can as a canner can can a can?
    (缶詰業者が缶を缶詰にするように、缶を缶詰にすることができますか?)
    ・The thirty-three thieves thought that they thrilled the throne throughout Thursday.(33人の泥棒は木曜日の間ずっと王位を脅かしたと思っていました。)
    ・Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
     A peck of pickled peppers Peter Piper
     picked. If Peter Piper picked a peck of   
     pickled peppers, where‘s the peck of pickled  
     peppers Peter Piper picked?
    (ピーター・パイパーはたくさんの唐辛子の酢漬けを拾いました。ピーター・パイパーが拾ったたくさんの唐辛子の酢漬け。もしピーター・パイパーがたくさんの唐辛子の酢漬けを拾ったとしたら、ピーター・パイパーが拾ったたくさんの唐辛子の酢漬けはどこですか?)
    ・How much wood could a woodchuck chuck if a woodchuck could chuck wood?
    As much wood as a woodchuck could chuck if a woodchuck could chuck wood.
    (ウッドチャックが木を投げられるとしたら、何本の木を投げるでしょうか?もしウッドチャックが木を投げられるとしたら、投げられるだけたくさんの気を投げるでしょう。)

    皆さん、一生けん命になればなるほど舌がうまくまわらず?思わず皆で大爆笑!早口言葉は、滑舌をよくする以上に私たちに笑いをもたらすという大きな効果があることが分かりました。皆さんも是非生活の中に早口言葉を、いや、笑いを‼!

    早口言葉とは離れますが、デュッセルドルフ市内で人気のある老舗のパン屋さんのショーウィンドウです。とにかく巨大な、そして黒パンがたくさん売られています。
      


  • Posted by ゆっこ at 21:15Comments(0)

    2023年03月16日

    自転車に乗る時、見る信号は?

    Hi, everyone! How was your day?

    先日、4月1日から自転車に乗る時のヘルメット着用努力義務化についてのニュースがありましたが、自転車に乗っているときの信号についても言及されていました。日本では、基本的に車道通行が原則とされていますが、車道を走っているときは、車道の信号をみるとのこと。そして、もし歩道を走る時は、歩道の信号をみる。さらに、「歩行者・自転車専用」の信号があるときは、必ずそれを見るようにとのこと。なんだかわかりずらくて、迷いそうです。さて、ドイツでは、以前にもお話ししたように、自転車専用道路がしっかりあって、それに沿って進みます。自転車道はとても広く、通常、少しオレンジ色で車道や歩道の色と違い、区別されています。また、自転車のマークも進行方向とともに矢印で示され、とても分かりやすいです。橋にも街の中にも延々と続く自転車道。安心して自転車を利用できます。そして信号の話に戻りますが、きちんと自転車のマークが歩行者と一緒に提示され、それに従うだけ。とにかく簡単です。個人的には、混んだ車道を走るのは車に巻き込まれそうでとても怖いです。早く、広い自転車道が都内にもできて、安心して乗れるようになればと思います。そして信号機もそれに伴い、自転車のマークも提示されるものに変われば、もっと安心して自転車利用できると思うのですが。

    ドイツの信号機です。人と自転車、両方が青になって提示されています。  


  • Posted by ゆっこ at 19:14Comments(0)ドイツと日本

    2023年03月15日

    花盛りのカルチャースクール!ドイツでは?

    Hi, everyone! Are you enjoying beautiful cherry blossoms?

    4月から新学期や新年度を迎える日本では、今、カルチャースクールやカルチャーセンターなどの案内をよく目にしますね。新しい学びをスタートするのはとても良いことだと思います。ドイツでも学びを後押しするプログラムはたくさん用意されていますが、お勧めするのは、VHS(Volkshochschule フォルクス・ホッホシューレ)です。これは、日本語に訳すと市民大学となりますが、成人を対象とする非営利の生涯教育機関で、ドイツ全国、小さな町にもあります。そして市町村などの地方自治体が関与または補助しているので、お手頃な値段で学ぶことができます。政治、経済、哲学、心理学、健康、スポーツ、コンピューター、料理、親子教室などあるゆるコースがあり、1日だけのコースや集中講座、半期にわたるものなど様々です。VHSのカタログは年に2回出ます(2月から8月/9月から12月)。2023年度の前半期のコース数は、2,000もあります。もちろんさまざまな語学の講座もありわたしもVHSのドイツ語コースに10年通いました。語学資格試験もVHSで受けることができ、値段も他の語学学校に比べると大変手ごろで本当に助かりました。ドイツ語以外にもフランス語のコースをとっていたのですが、私以外はすべてドイツ人で授業の後は、時にはフランス人の先生と生徒皆でカフェをしたり。フランス語を学ぶとともにドイツの人と知り合ういい機会にもなりました。デュッセルドルフ市のVHSには日本語のコースもあり、見てみると日本語だけではなく、日本料理や日本文化を紹介するコースもあります。時間も日中から夜、そして週末のコースもあり、働きながら学ぶことも可能です。
    また、市内のwalking tourや近郊のワイン産地へのツアーなどもあります。今年の半期のプログラムのなかで、高齢者向けコースに関しては、特にIT関係のコース、例えばオンラインショップのやり方、スマートフォンの使い方、Whats App(これは日本のLineに相当するものでドイツ人の友達は皆使っていま下)の使い方などが目につきました。IT関連のコースは、日本でも市で提供されたりていますね。また、VHSのプログラムを見てこんなコースが日本にもあったらよいなと思ったものは、美術館での館内ガイドツアーです。申込金は、5ユーロとなっていました。もちろん、日本でも美術館でオーディオを借りたり、ガイドツアーも時にはありますが、その場に行かなければわからなかったり、美術館のホームページを見ないと情報が入手できなかったり。VHSのカタログはVHSに行かなくても本屋さんでもお店でも町中どこにでも置いてあります。とにかく市民にとって身近な存在なのです。それから、もう一つ、プログラムの中で良いと思ったものは、ビオガーデンでのガーデニングのコースです。VHSは市の公園内にビオガーデンを所有していて、コースでも使われます。土に触れたい人、ガーデニングを楽しみたい人だけでなく、写真のコースにも使われます。花や植物の写真をゆっくりじっくり取りたい人にも最適です。
    VHSのようなこんな素晴らしい市民のための生涯教育機関があったら、どんなに良いでしょう!

    これは、VHSのBiogartenでの写真コースです。6月11日(日)10時から14時30分 36ユーロとなっています。
      


  • Posted by ゆっこ at 21:11Comments(0)人生を楽しむ

    2023年03月13日

    マスクの着用に見る文化の違い

    Hi, everyone!How are you doing?

    今日から、いよいよマスク着用が個人の判断になりましたね。新聞の記事には「脱マスク 様子見の朝」とありました。もちろん、花粉症や様々な理由からマスクをつけなければいけない人もいます。しかし、「様子見の朝」という記事に、「感染の怖さよりも、まわりの目を気にしてしばらくは着けるつもり」という声が掲載されていました。私は、今朝、マスクを着けずに外出したのですが、殆どの方がマスク着用であったのでびっくりしました。ドイツから数日前に帰国したこともあり、マスクをつけないことが習慣化していたこともあり、そのようにしたのですが。ここに日本とドイツの文化の違いを感じました。つまり、ドイツでは、個人の考えや判断を重視します。何事も自分の判断で自分の責任で決める文化のように感じます。マスクに限らず、たとえば着る洋服もまちまち。以前、ドイツの友達に日本では「衣替え」という言葉もあり、季節が変わると日本の人々は一斉に装いを変えるという話をしたら、びっくりしていました。確かに今回のドイツ滞在でドイツの人々の洋服は様々でした。少し暖かめの日は、3月でも半袖やTシャツの人も見かけました。人により体感温度は違うわけで、それぞれが自分で判断して着る洋服を決めているように感じます。日本では、季節の変わり目にはやはりまわりの様子を見て、その日に着る服を選んだりすることもあるのではないでしょうか。まさにマスク着用も同様で、ドイツでは個人の判断で行動する。そして私が心地よく感じるのは、個人の判断に対して、中傷したり、干渉したりしないということです。ドイツにいるととにかく気が楽になります。これは、そのことと関係しているかと思います。
    ただ、日本の文化のすばらしさは、「他の人のことも考える」、ということです。マスクをしなければ自分が感染する怖さ以外に、他の人に感染させてしまうかもしれない、そのためにマスクをする。常に他の人を思いやる素晴らしい文化だと思います。混んだ電車内や医療機関では、個人的にマスクをすることは良いことだと考えます。
    この様に考えると大事なことは、個人の判断に対して、中傷したり、干渉しないこと。ただ、混んでいる電車内や医療機関や高齢者施設などでは、むしろ、マスク着用をうたってもよいかと思います。どちらでもよい、となると、個人重視の文化が根付いていない日本は、なかなか難しものがあると感じます。ドイツでも早くから脱マスクになりましたが、車内では今年の2月まではマスクが義務づけられていました。
    マスク着用も含めて、ドイツ、日本それぞれの文化の良いところをとって行動できたらいいな、と考えています。

    これは少し余談になりますが、素晴らしいドイツのビール文化‼  


  • Posted by ゆっこ at 20:55Comments(0)ドイツと日本

    2023年03月12日

    感動のシューマンコンサート

    Hi, everyone! what's up?

    ドイツ滞在中にデュッセルドルフ市内にあるコンサートホールにデュッセルドルフ交響楽団によるシューマンのコンサートに行きました。今までにあまりクラシックコンサートに行ったことがない私ですが、そのコンサートホールが新しくリノベートされたことや、シューマンが40代の時、当市に4年暮らしたということを聞き、シューマンへ親近感もあり、とても行きたくなりました。夜8時から始まったコンサートですが、まずは、演奏前に作品の紹介、そしてシューマンについてのお話しがありました。そしてなんとシューマンが当市にいたときに、ライン川に身を投げる自殺未遂事件を起こしたことを初めて知りました。シューマンは30代半ばごろから、精神障害を発症していて、デュッセルドルフに移った数年後、ますますそれが悪化したそうです。川に身を投げたものの、偶然にも漁師に助けられ、一命をとりとめたとのこと。そんなシューマンの背景を知ってから、コンサート曲を聞くと、当時、この町に暮らしたシューマンが頭の中にリアルに浮かびあがり、演奏を聞きながら、シューマンとの一体感を感じることができました。とても貴重な体験です。またこの一体感は楽団との距離が観客席から目と鼻の先といってよいくらいとても近かったこともあると思います。楽器を奏でる楽団員たちの息遣い、指揮者の躍動感がとてもよく伝わってきました。
    もし、ヨーロッパなどの旅先でコンサートに行く機会があれば、是非、その土地に住んだり、その土地に何らかの関連性のある作曲家の作品に触れることをお勧めします。奏でられる音楽がすーっと体の中に入り、その作曲家の心を感じることができると思います。シューマンの作品をまさに彼が暮らしたこの土地でこんなに身近に素晴らしいオーケストラ演奏で聞けたことは、最高の感動でした。

    この写真が、コンサートホールです。ライン川の河畔にたち、夜はライトアップされとても美しいです。
      


  • Posted by ゆっこ at 23:28Comments(0)ドイツ

    2023年03月12日

    What I miss here in Japan

    Hi, everyone. How have you been? I just came back to Japan.
    日本に帰り、ドイツにあって、ここ日本にはなくて寂しく感じることについてお話ししたく思います。
    まずはあいさつ。ドイツでは、パン屋さん、お花屋さん、お肉屋さん、ス―パ―などでは、まずは”Guten Tag!”のあいさつ、そしてお店を出る時には”Einen schönen Tag!"(良い1日を!)、週末であれば”Ein schönes Wochenende!"(よい週末を!)などと言葉をかけます。こちらから挨拶をしたり、されたり。必ずといっていいほどこのようなやり取りがあります。また、お店以外にも病院の待合室に入る時でも患者さん同士で”Guten Tag!"と挨拶するのが通常です。こんな身近な言葉ですが、このやり取りにより、生活の中に潤いを感じます。日本に帰ってからも、お店に入る時や団地内ですれ違う人たちなどに「今日は!」とあいさつをしています。そうすることで気持ちよく1日が過ごせるような気がします。皆さんはどうでしょうか。ただ、残念ながら、挨拶をしても、きょとんとされたり、全く相手からは無言で反応がない時もあり、ちょっとがっがりするときもあります。
    もう一つ寂しいのは、ヨーロッパの街中の落ち着いた雰囲気です。これは、狭い空間に人々が多く暮らし、生活のスピードが早い東京ではなかなか難しいかもしれませんが、少なくてもゆったりできるカフェそして電車のホームや車内などでのたくさんのアナウンス、町の中の騒音がもう少しなくなり、静かになるだけでもだいぶ違うと思います。狭い空間だからこそ、ゆったりした雰囲気を醸し出す工夫は、いたるところにあるように感じます。カフェであれば、テーブルにかわいい花を置いたり、少しテーブル間のスペースをあけたり、暖い雰囲気を生み出す木の椅子にしたり、照明を少し暗くしたり、さまざまな工夫ができるような気がします。バックグランドに流れる曲もなくても良いかとも思いますが。
    ここでも心地よい挨拶や落ち着いた街並みや空間が増えたら生活がもっとうるおうのではないかと感じる日々です。もちろん、頬が凍てつくような寒いドイツからあたたかな春を感じる日本に帰りホッとはしていますが。

    ドイツの街角の花屋さんです。チューリップが所狭しと並んでいます。10本で大体7~8ユーロぐらいです。
      


  • Posted by ゆっこ at 10:13Comments(0)ドイツ日本の生活・文化

    2023年03月08日

    ドイツの街角に見る生活の知恵

    Hi, everyone! Ist alles in Ordnung?

    こちらドイツでは今日は、雪が降りかなり寒いです。今日は、ドイツの街角に見る生活の知恵を一つお話ししたく思います。それは、街角にあるたくさんの本の入ったスタンドです。このスタンドに、自分が読んで要らなくなった本を自由に持ち込み、だれでもそのスタンドにある本を手に取り、自由に持ち帰ってよいというもので、さまざまなジャンルの本でそのスタンドは埋まっています。私も時々スタンドを覗いては、興味のある本を持ち帰ります。日本でも古本市や本のバザーなどが催されますが、この本のスタンドにはいつでも自分の読んだ本を提供し、だれでも無料で本を手に入れることができるので、いわゆるgive and takeの関係です。私自身も読み終わり、是非、他の人にも読んでもらいたいという本や、まだ新しかったりする本もあるのですが、本を売りに出すのも手間がかかるし、処分するのももったいないし、どうしようかと悩むときがあります。そんなときこんなスタンドが近くにあれば、是非持ち込みたいと思います。自分の住む住宅地にそんなスタンドを置けないものかと思案しています。

      
    タグ :ドイツ


  • Posted by ゆっこ at 01:42Comments(0)ドイツドイツと日本

    2023年03月04日

    年を重ねるからこそactiveに生きることができる!

    Hi, everyone!
    今日は、ドイツ在住で年齢を重ねながら、activeに生きる女性2人をご紹介したく思います。一人は、ドイツ在住22年のイギリス人女性で彼女とは20年ほど前にここデュッセルドルフの市民大学でドイツ語コースをとっているときに知り合いました。私がドイツに行くたびに必ず連絡を取り合い、会っています。彼女は、今はドイツ人にプライベートで英語を教えていますが、とにかく旅が好きで世界狭しといろいろな国に出かけています。先月は、コスタリカまで14時間かけて行ってきたそうです。旅先では、ガイド付きハイキングをいつも楽しんでいます。来週からはポルトガルのマデイラ島でのハイキングツアーに出かけます。彼女の長女は、ロンドン郊外の病院でお医者さんをしていて、最近孫も生まれ、時には会いに行くし、ベルリンでIT関係の仕事をしている長男とも会ったりしているとのこと。とにかく家にじっとしていないアクティブな女性。そしてなんと、最近は、新しいことを始めたとのこと。それはドイツ語で会計士の資格を取るべく勉強していることです。もともとイギリスでコンサルの会社の会計関係の仕事をしていた彼女ですが、最近、ドイツでも資格を取りたいと思っているそうです。私が最近、ブログにて年を重ねる中での自分の気持ちや考えを発信していることを伝えると”That’s a good idea!"と応援してくれました。お互いに、いくつになっても新たなことを始めることは、とても大切なことだね、と共感し合いました。先日、紹介したドイツ人女医さんのDr.Kochもいくつになっても興味や好奇心を持つこと、それが文化、言葉、歴史などなんでも、脳ににとってもとても良いと述べています。そしてもちろん楽しみながら。Dr.Kochによると”Im Gehirn ist immer noch Platz für mehr Wissen"(脳内には、年齢を重ねてもさらなる学びのスペースがある)と。頼もしい助言ですね
    そしてもう一人の女性は、ドイツ永住の日本人女性で教育関係のお仕事をしていますが、ドイツ人のご主人は日本、長男はNYで現地採用の銀行員、次男は日本で僧侶をなさっています。こちらもとにかくacitiveな方で、本業のお仕事以外に、自宅を開放して音楽家たちを招きコンサートを開いたり、さまざまなテーマで講師によるトークを企画したり、さらに最近は慈善活動の一環として、ウクライナの子どもたちに無償で教育を提供したり。思い立ったら即行動、そしてなんといってもネットワークが全世界にあり、圧倒されます。この人脈は、まさに今までの経験から生み出され、培われたものと確信します。大学の先輩でもあり、私にとっては憧れの女性です。ご本人は、「好きなことしかやっていないから」と謙遜されていますが、その行動力には目を見張るものがあります。
    今日、会った2人の女性たちから「年だからできない」ではなく、今までの経験、人との繋がり、自由な時間など「年を重ねているからこそできること」、それを上手に生活の中に取り入れていくことの大切さを学びました。そして何よりも大切なこと、人生を楽しむこと!!

    夏には、ライン河畔でたくさんの羊さんたちを見ることができます。のどかな景色ですね。たまにはのんびりと自分の今までの人生を振り返ってみることも。新たな気づきが!






      


  • Posted by ゆっこ at 01:14Comments(0)人生を楽しむ年を重ねる

    2023年03月02日

    ドイツ在住日本人高齢者の介護ケアは?

    Hi, everyone!

    こちらドイツでも少子化・高齢化が大きな問題になっています。先日、本屋さんの一角で「高齢者と時間を過ごそう!」という内容のパンフレットを目にしました。これは、市の青年課のプロブラムの一環で若者たちが高齢者の家を訪問したり、散歩や買い物、あるいは病院に同行したり、文化的イベントに一緒に出掛けたりして、高齢者たちをサポートしようというものです。若者たちと高齢者を繋ぐ。とても素晴らしい試みだと思いました。そのようななかで、今日は、ドイツ在住の日本人高齢者に少し目をむけてみたいと思います。ここデュッセルドルフは、日本企業も多く駐在員家族を含め多くの日本人が暮らしていますが、永住の日本人ももちろんいます。歴史的にみると1950年代には多くの日本人が炭鉱や企業の仕事など新天地を求めて当市にやってきました。(なお、デュッセルドルフと日本人との歴史的つながりについて興味のある方は、こちらの本を参照してください。「グローバル化時代の海外日本人社会」お茶の水書房2021年 第4章に執筆しました。)そして当時の日本人の多くが今、80代、90代と高齢化し、日本と同様認知症や介護問題などに直面しています。そのような状況のなかで、日本人の有志たちが、日本人高齢者たちをサポートする会や相談窓口などを立ち上げ、積極的に活動しています。その中の一つ「チームオレンジ・ドイツ」は、ドイツに住み、日本語を母語とする人たちが、日本語で介護やケアを受けることができるように活動する公益法人です。高齢者福祉に対する情報発信や相談、要介護者の訪問ボランティアなどを行なっています。いくらドイツに長く住んでいるとはいえ、日本人の高齢者たちにとって母語でいろいろなサービスを受けられるのはとても心強いことだと思います。先日、ドイツに40年程暮らすご両親がいらっしゃるお嬢さんとお話をしたのですが、特にお父様は、日本語で介護を受けたい、という強い希望をお持ちだそうです。もちろん言葉の面ではドイツ語でも全く不自由なことはないと思いますが、やはり日本語の言葉の響きの柔らかさに安心感を覚えるからだということでした。又認知症になったときには、母語しか出てこないケースもあるという話も聞きました。海外で高齢化を迎えることはまた、母国日本にいることとは違う難しさもあると思います。ドイツでも介護士の人手不足が深刻で、外国人への滞在資格も簡易化する方向にあります。ましてや、日本人の介護士となると大変少なく、需要と供給がなかなか合わないという状況です。日本国内だけでなく、海外に暮らす日本の高齢者たちも安心してケアーを受けれるような取り組みがこれから進んでいくことを望みます。

      


  • Posted by ゆっこ at 03:05Comments(0)ドイツ

    2023年03月01日

    ドイツの暮らしに見る知恵

    Hi, everyone!
    ドイツで暮らすなかで、生活の中で目にした工夫や知恵をご紹介します。まずは、子供乗せ自転車です。こちらで最近よく目にするのはカバー付きのトレーラーのようなものが前についている自転車です。雨の日でも人数が2人位でも乗せられて、とても便利です。もちろん車道と自転車道がきちっと分かれていて、自転車道も幅があるという状況だからこそ可能になります。すいすいと子供を乗せたトレーラー付自転車をこぐ親たち!とても快適そうです。そして2番目は、引っ越しのやり方です。今日も3階建てのアパートの窓からコンベアー式のはしごで荷物を下におろす場面に出くわしました。こちらは、アパートはエレベーターがない家も多く、階段も狭くらせん階段のところもあり、引っ越しは、窓からということになります。ワードローブなどのかなり大きな家具もコンベアーで上げ下ろしするので大変です。3番目は、軽量化されたランドセルです。こちらにも日本でいうところのランドセルのような鞄があり、小学生はとてもいかつい重い鞄をしょって通っているのですが、先日デパートで軽量鞄、950g、というのは見つけました。日本でも重いランドセルは、問題になったりしていますが、こちらでも同様に軽いランドセル登場です。また、さらにこの頃よく目につくものに電気自動車用充電スタンドがあります。日本でも最近話題になりつつまりますが、こちらドイツでも確実に利用者が増えているようです。国が違えば生活の中での違った工夫や知恵もありますが、日独共通のものもありますね。それぞれが知恵を出しあい、共有し、少しでも人々にとって住みよい世界になればと思います。

      


  • Posted by ゆっこ at 03:00Comments(0)ドイツ