たまりば

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2023年01月23日

1日1日を味わいつくして生きる

Hi, everyone! How was your weekend?

先日、ご紹介したドイツ人哲学者の書いた本のタイトルを再度お知らせします。

“Gelassenheit
Was wir gewinnen, wenn wir älter warden”

  著者:Wilhelm Schmid  

 日本語訳:「老年を愉しむ10の発見」
             (三笠書房)

タイトルの”Gelassenheit”は、日本語に訳すのはむずかしいですが、
訳本では、「落ち着き」としています。つまり、タイトルを訳すと「落ち着き: 私たちが年をとることによって得ることができるもの」となるでしょうか。そして本の中にこんな内容があります。

年を重ねることにより、日々の喜びを意識して味わい、その幸せを知ることができる。それは、その喜びや幸せを
いつまでも味わえるものでないことがわかったためである。また、より意識的に喜びを味わう事の出来る能力があってはじ
めて、年齢を重ねることを「受け入れ、愛する」ことができる。
 (引用)

確かに自身も年を重ねることにより、人生は有限であり、いつまでも続くものではないことを以前より意識し始めるようになった気がします。
だからこそ、より深く日々の幸せを愛おしく思うのでしょう。
また、興味深いのは、Schmid氏が、これは、一つの能力と捉えていることです。年を重なることで初めて、日々を愛し、味わうことができるのだと思います。

今日の出来事で言えば、冬といえども明るい太陽のもとで過ごせることをとても幸せに感じました。10年暮らしたドイツは、日照時間が少なく、特に冬はどんよりと曇った日々が多く、暗い冬でした。本帰国した年に、冬がこんなに明るいんだと感動したことを思い出します。気持ちも明るくなります。
小さな、さりげない日常のなかにも幸せや喜びはあふれている。そしてそれを受け入れることができるのは、まさに年を重なる醍醐味のような気がします。






  • Posted by ゆっこ at 00:02│Comments(0)
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