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2023年02月16日

19世紀のドイツ絵画にみる人生の2面性

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今日は、デュッセルドルフ市内にある美術館に行きました。タイトルは”Mehr Licht. Die Befreiung der Natur"(さらなる光、自然への解放)。つまり自然に魅せられ、自然を友として愛した19世紀のドイツ人画家たちの作品展示です。雲、波、風、森そして光など自然をテーマにした油絵作品です。興味を惹かれたのは、自然の2面性、例えば、雲であれば、真っ青な晴天の日に浮かぶ雲ばかりではなく、あえて嵐や豪雨の日を選び、そんな日の雲もテーマとして描いていることです。明るく描かれた雲と怖ろしいくらいに真っ暗な雲。また、森の中の木々もたくさんの葉をつけ生き生きとした美しいものだけでなく、倒木や腐った木々も描いた作品もありました。しかし、不思議なことに、倒木や腐って朽ちた木々を描いた作品になぜか魅せられ、木々に息吹を感じました。他にも明るいやさしい光と寒々とした影とのコントラストを美しく描いた作品もたくさんありました。画家たちは、自然をまるで個々の人間のようにとらえ、自然が示すいろいろな顔を作品にみることができます。今回の展示を見ながら、「自然」が人間のように感情の起伏や明暗をもち、わたしたちの人生の2面性との重なりを感じました。そして、「自然」に自分を解放し、夢中に筆をとった19世紀の画家たち。なんだか今を生きる私たちにも共通するものがあるような気がします。「自然」の持つ力、その中に身をゆだねると気持ちが解き放たれいくのを感じます。この町の雄大でゆったりと流れるライン川を眺めていると心がとても落ち着きます。ちなみにドイツ語では、河川の固有名詞にも男性、女性という性別が割り当てられていますが、殆どの川が女性名詞です。でもライン川はder Rheinとされ、男性名詞です。まさに「父なるライン川」、暖かく包んで見守ってくれているお父さんのように思えてきます。自然への解放に目覚めた19世紀の画家たちに出会い、共感を覚えた私でした!
19世紀のドイツ絵画にみる人生の2面性



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    Posted by ゆっこ at 02:34│Comments(0)今の自分つながり
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