2023年09月09日
自分をもう一人の自分がみている?
最近、林真理子さんの『成熟スイッチ』(講談社現代新書)を読みました。中でも印象に残ったのは、年を重ねると、失敗したり、落ち込んでいる自分を客観的に外から見ることができるようになるということです。私自身も若い頃は、落ち込んだり、悩んだりするとまさにその渦の中にはまってしまい、身動きもとれないという苦しい時がありました。でも今は、不思議なことに、落ちこんでいる自分をもうひとりの自分が見ている、という感覚があるのです。つまり、今の現状を外から別の自分が見ているわけです。そうすると落ち込んでいる自分というものを冷静に外から捉えることができ、その悪のスパイラルから離れ、気持ちもとても楽になるのです。年を重ねていくうちにある時、ふとそんな感覚を持つようになりました。これは意外と効果的でこれからの人生で、路頭に迷ったら、このやり方で対処??できたらと思っています。さらに、このことから、物事を考える時、一つの決まった方向からだけはなく、さまざまな視点から、客観的に捉えることがとても大事なような気がします。

先日行ったホックニー展、この写真もまさにもう一人のホックニーがいます。そして見ている花の静物画も様々です。そこには多くの発見があることでしょう!

先日行ったホックニー展、この写真もまさにもう一人のホックニーがいます。そして見ている花の静物画も様々です。そこには多くの発見があることでしょう!
Posted by ゆっこ at 22:33│Comments(0)
│今の自分