たまりば

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2011年03月22日

これからの小学生英語の行方に不安!

5月に、「英語でコミュニケーション」関連の講座を2時間ほど、小学生対象に開く機会を頂いたので、参考教材を本屋に見に行った。
驚いたことには、まだ、英語の単語や、文章の下に、カタカナ表記をしていることだ。英語の音を、カタカナで表すことには、
どうしても無理がある。
少なくともこれから、英語を学ぶ小学生には、英語と日本語の音の違いを明確にしながら、たのしく、英語独自の音を学んで
ほしいと思う。

日本語の母音は、ア、イ、ウ、エ、オの5つだが、英語は、その倍以上の12ある。たとえば、hat は、<ハット>では、ないし,pin は、<ピン>ではない。子音にしても、sink, think の違いをカタカナで表せるのか?

さらにもっと驚いたことは、まだ、”This is a pen." という文章をそのまま、冒頭に使っている小学英語教材があったことだ。”This is  ・・”という構文を習う単元だが、もう少し、実際に使える場面での英語にしてほしい。
私自身は、文法を学ぶことはとても、大切だと思うし、自分自身も英文法をしっかりやったおかげで、日本の大学での英語による授業、アメリカの大学交換留学を終え、さらには、アメリカの大学院でもしっかりした修士論文を書くこともできた。英会話を学びたいという方には、しっかり、文法も指導している。

日本では、まだまだ、native speaker に習った方がいいという考えを持った方が多いが、日本語が母国語であるのなら、母国語を上手く利用しながら、2つの言葉の音、リズム、イントネーションの違いに焦点を当てていく学び方も大変、効力があると信じる。そのためには、日本語、英語両方の言葉で教育を受けた人材が、必要だと思う。私自身も子供たちととも学びながら、日本の小学生英語のあり方を考えていきたい。

まずは、できるところから、ワークショップを開いていきたいとおもっている。



  


  • Posted by ゆっこ at 22:25Comments(2)英語教育