たまりば

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2011年07月10日

日本語の偉大さ

ドイツから日本に10年ぶりに帰って感じることは、「日本語の偉大さ」だ。
一つのことを表現する言葉が実にたくさん存在する。たとえば「雨」を表現するのに、「五月雨」「しぐれ」「氷雨」などたくさんの言葉がある。英語学習上でよく比較されるのが、”I" や"you"にあたる日本語である。日本語には様々な「私」がある-僕、私、手前、自分、俺・・・「あなた」だったら、貴殿、お前、君、貴様、あなた様・・・日本語の語彙の豊富さにはびっくりする。
ドイツ語やフランス語には、英語の"you"と違い、親しい友達に対するものと、丁寧な言い方の"you"があるが、日本語の豊富さには負ける。
また、日本語は、漢字、カタカナ、ひらがなと文字がミックスされ、それぞれがバランスよく使われているのもおもしろい!!
漢字で書くととても堅いイメージのものがひらがなにすると柔らかく感じるし、これにカタカナが加わるとエキゾチックな感覚を覚える。
また、言葉を聞いたときに漢字を思い浮かべるとイメージがわき、明確にすーっと頭に入ってくる。例えば、今日ラジオで「ふじょう」という言葉を耳にしたが、その漢字の「浮上」を思い浮かべると途端にはっきりとイメージがわき、伝わってくる。私は、今でも人とお会いするとき、お名前を漢字でどのように書くのか伺うようにしている。漢字をイメージすることは、名前を覚えるのに大変役立つ。「漢字」は偉大だ!!
また、日本に帰ってきてから好きになった表現がいくつかある。
「熱く語る」「恩返し」「夕涼み」「入道雲」
長い海外生活のあと、日本語に敏感になっている自分がいる。  
タグ :日本語言語


  • Posted by ゆっこ at 23:01Comments(2)言語