たまりば

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2012年08月30日

大切な気持ち"Gefuehl"

先日、日本を訪れているドイツ人の友達に会った。彼女は芸術家で、さまざまな大がかりな作品を創作している。一番最近の作は、人間が生まれてから、土に帰り、そこからまた新しい生命が誕生するということをテーマにしたもの。そしてその作品には、日本人の考え方も反映しているらしい。日本には「お盆」があり、亡くなった人の霊が現世にやっくると考える。死者の霊を迎えて、お供え物を備え、お墓参りなどして、また送り火をたいて、霊を送る。彼女は、以前日本でお世話になった家で、お盆の仏事を体験して、かなり共鳴を受けたとのことだった。そして、すべてのものに霊が宿っているというShintoismにも共感するものがあるらしい。彼女自身はクリスチャンだが、日本の仏教や神道にも興味を持ち、共感するところを素直に受け入れている。そして一番大事なことは"Gefuehl"つまり「気持ち」と言っていた。自分がどう感じるかをとても大切にしている。彼女と話していて、この「気持ち」の大切さを再認識した。毎日の生活の中で、素直な気持ちをもつことは、案外忘れ去られているような気がする。いろいろなことに直面した時、もう一度自分の気持ちに聞いてみよう。「自分はどう感じているのか。」  


  • Posted by ゆっこ at 00:18Comments(0)今の自分