2013年01月24日
ドイツの美術館!!
先日上野のメトロポリタン美術館展に行ったとき、何人かの子供たちがボードのようなものを持って絵画展を見て回っていた。何を書いているのかなとふとのぞいてみるとある絵の前に立ち止まって目の前の絵をかいていたり、コメントを書いていたり・・・・でもたくさんの人混みの中でゆっくりたちどまってはいられない!!そんな光景をみてふとヨーロッパの美術館に行ったとき、子供たちが美術館内の一角に座り、ゆったりとお気に入りの絵を描いているのを見かけたことを思い出した。さらには、小学生ぐらいのグループが"curator"(美術館などの学芸員)から作品の説明を受けていたり・・・もちろん子供だけでなく、大人向けにもたくさんの美術鑑賞ツアーがある。ドイツにいたとき、私もいろいろな絵画鑑賞のプログラムに参加し、絵画がとても身近に感じることができた。日本で美術館に行くとなるとまずは人混みの多さを思い、足が遠のいてしまう。東京の場合は、人が多く込み合い、ゆったりとした雰囲気の中での絵画鑑賞は難しいのが現実だが、もっと市民ベースで楽しめるようにいろいろな鑑賞ツアーがあればなあと思う。もちろんヘッドフォンをかりて、説明を聞きながら見て回るのもいいが、かなり疲れそうな気がするのはわたしだけだろうか?美術館員の方から生で話を聞く方がもっと楽しく絵画を鑑賞できる気がする。そしてさらには日中だけでなく早朝や夜も開いている日があればうれしいな。ドイツでは「ナイトミュージアム」というのがあって、その晩は様々な美術館のはしごができる。夜の美術館はまた違った顔をもっている。ドイツでは各美術館も趣向をこらし、生演奏があったり、美味しいケーキや食事ができたり・・・・・絵画鑑賞以外にもたくさんの楽しみがある。日本の美術館ももっと市民に身近な楽しめるものになってほしい。
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