たまりば

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2023年05月14日

自分を感じる!

Hi, everyone! How was your weekend?

たった今、「ミッドナイト・ライブラリー」(マット・ヘイグ著)を読み終えました。この本は、全てがうまくいかず生きる希望を失った主人公ノーラが、不思議な図書館で、選ばなかった人生の数々を経験することで、人生を見つめ直し生きる希望を見出すというストーリーです。物語の中には、とても印象に残る言葉がたくさんちりばめられていました。私たちは、「もしあの時この生き方を選択していたら・・・、あの時、こうしていたら・・・自分の人生はもっとよかったのかもしれない」などと考え、後悔したり、愚痴を言ったりすることがあると思います。ノーラもあの時、こうしていればと後悔ばかりして、人生を嘆いています。しかし、さまざまな人生の選択を経験する中で気持ちが変わっていきます。

「本当の問題は、後悔しながらいきていくことではないの。自分自身が過去に囚われたままでいる後悔そのものなの。後悔は私たちを委縮させ、やる気を削り取っていく。そしてついには、自分の一番の味方であるはずの自分が、最悪の敵みたいに思えてくる。
・・・・・・・・だから、ただ目を閉じて、目の前に差し出された飲み物を味わえばいい。その場に流れてきた音楽に耳を澄ませばいいの。・・・・・・ただ一人の人間であればいい。今存在している自分を感じていればそれでいいの。」(抜粋)

物語の中のこの言葉には特に感銘を受けました。気持ちがふーっと軽くなった気がしました。そしてノーラは、私たちは、「無限」であり「未来の可能性」を秘めていると考えるようになります。生きていれば、つらいことも悲しいこともあるけれども、「未来は不確定」、そこには「可能性」があるというノーラの言葉にとても勇気づけられました。自分の中では、「しっかり生きねば」と気負ってしまうことがあります。でも、ノーラの言葉から、ふと肩の力を抜いて、自分を感じ、そして未来に何か起こるかわからないワクワク感も楽しむ心の余裕も必要なのではないかと考えさせられました。  


  • Posted by ゆっこ at 22:53Comments(0)今の自分今を生きる

    2023年05月14日

    氾濫する日本語・和製英語??

    Hi, everyone! What's up?

    大学で英語の授業をして悩まされるのは、日本語になったカタカナ英語の氾濫です。たとえば、award という単語が日本語では「アワード」と書かれているのを目にするので、学生たちもその発音をしてしまいがちです。しかし、実際の英語の発音はむしろ、日本語の「お」の音に近いものです。また、résumé レジュメもフランス語に由来するものですが英語の発音は最後の音は「メイ」のようになります。発音のみでなく、和製英語もたくさんありますね。車のハンドルも英語かと思うと、英語は”steering wheel"、バックミラーは、”rear-view mirror"になります。そして今では日常生活の中にたくさんのカタカナになった英語の言葉も目にするようになりました。コンプライアンス(compliance)、アジェンダ(agenda)、コンファメーション(confirmation)など数えきれません。時々、英語と同じ意味に使っているのか確認しないと少しニュアンスがずれているものも無きにしも非ずのような気がします。この様に見ると、英語だと思ったものが和製英語だったり、英語と日本語の発音が全く違ったり。また、英語の単語にはアクセントがあるのですが、単調な日本語式で発音してしまう学生が多いようです。"access "アクセスにしてもアクセントは、前にあると伝えます。アクセントを間違えると通じなかったり、聞き取れなかったりという事態になりかねません。それほど単語のアクセントは大事になります。中学、高校で英語を学ぶときにアクセントを意識してしっかり学ぶことが大切だと痛感しています。生活の中に深く入り込んでいる英語、グローバル化の中で益々身近な存在になります。私自身も常に発音、意味も含めて日本語との違いを意識していきたいと思っています。

    雨降りの中、気持ちよさそうに咲いていました!  


  • Posted by ゆっこ at 00:12Comments(0)英語英語教育