2023年10月10日
ケア、人が生きること
今日も学会のシンポジウムに参加しました。テーマは、COVID-19が社会にどのような影響を与え、何を私たちに示唆したのか、そしてそれに関連した課題や問題が論じられました。その中でも、関心を持ったのは、ケアーやジェンダー視点から見たポスト・パンデミック社会の問題を提示した発表でした。COVID-19により、在宅勤務になって、女性の負担増があったり、失職したり、収入減少がおこったり・・・研究は、主にケアーするのは、女性という視点でしたが、ケアーは、性別をとわず、全ての人々に関わる活動だと思います。発表では、ケアーを、「人間の生」を支える活動、と捉えていましたが、今一度ケアーの原点を考えることの大切さを感じました。そして、年齢や性別をとわず、個々人が、その人らしく生きることの出来る社会、これが一番たいせつなことだという思いを強く持ちました。そのためには、発表者の提言するような有給ケア休暇の政策や、ケア―に対する対価の見直しなど、さまざまな政策が必要です。今日のシンポジウムから、現場と政策を繋ぐのは研究者たちだけでなく、私たち一人一人という意識をもつことの重要性を改めて感じました。

南アフリカの野生動物保護地区で生活する子象さん。とてもやさしい目が印象的でした。きっと自分らしく生きているんだなあ。

南アフリカの野生動物保護地区で生活する子象さん。とてもやさしい目が印象的でした。きっと自分らしく生きているんだなあ。
Posted by ゆっこ at 00:51│Comments(0)
│今を生きる