たまりば

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2024年05月28日

自分流で生ききる!

先日のブログでお話しした山本文緒著の「無人島のふたり」を 読み終わりました。著者は2021年10月13日に永眠。そして日記は、10月4日が最後でした。最後の日記は(とても眠い、お医者さんや看護師さんたちが話しかけてくるのだが、それに応えるのが精いっぱい)という内容で終わっていました。もうじき命を終える人の気持ちや様子が日記形式で書かれたものは今まで読んだことがなく、途中何度も胸が詰まりそうになりました。最後には「明日また書けましたら、明日」という文面が。いつ命が果てるかわからない中でも自然体で生きている著者の姿に感銘を受けました。緩和ケアの道を選んだ著者。自分自身と対話をしながら、120日以上生ききった著者。この日記から学ぶことがあまりにも多く感じます。読みながら途中、何度も重い気持ちにもなりましたが、すべて読み終わった後になんだか不思議と気持ちが軽くなりました。飾ることもなくあくまでも自然体で自分流で生ききった著書に勇気をもらった気がします。

ふと見るとアジサイの花が‼もうそんな季節になるんですね!  


  • Posted by ゆっこ at 21:39Comments(0)今の自分