2012年06月18日
IBの要件:Extended Essay
今日本ではIB(国際バカロレア)取得のできる高校を増やすという動きがみられるが、IB取得条件の一つとしてExtended Essay がある。これは、研究課題を独自で決めて英文4,000字以内の学術論文にまとめる課題だ。通常生徒たちは、1年~2年かけてじっくり自分で調査・研究してまとめ上げていく。これにより自分で調べ考える、そして学術論文の書き方も身に付く。
先日日本のある高校でも「卒業論文」を書いているという記事を目にした。高校2年生から高校3年生の秋までに4万字以上の論文を書くという。これは大学受験を経験しない生徒対象、つまり私大への推薦入学コースにある独自教科「研究科」の授業での取り組みとのこと。生徒はまず「知らべ学習」から始め、テーマに迷い行き詰まりながら、論文に挑戦していく。
実際、IB取得は6科目の授業以外に、この"Extended Essay",そして”Theory of Knowledge"(2年間にわたる知識の理論の講義と演習)"CAS"(2年間の奉仕・スポーツ活動)とかなり苦しい。その中のこの課題論文は本当に大変だ。でも生徒たちは、自分の興味のある分野での論文をまとめ上げることによりかなりの達成感、充実感を味わうという。
日本の今の大学受験制度のもとではなかなかこのような学術論文を書くことは難しいだろうが、高校時代にこの課題論文に挑戦する価値は十分あると思う。
自分の私的好奇心、探究心、興味をもう一度見つめなおし、それを形にすることにより、その根底にあるものを掘り下げていくことができるのではないだろうか?真の学問の始まりのような気がする。
先日日本のある高校でも「卒業論文」を書いているという記事を目にした。高校2年生から高校3年生の秋までに4万字以上の論文を書くという。これは大学受験を経験しない生徒対象、つまり私大への推薦入学コースにある独自教科「研究科」の授業での取り組みとのこと。生徒はまず「知らべ学習」から始め、テーマに迷い行き詰まりながら、論文に挑戦していく。
実際、IB取得は6科目の授業以外に、この"Extended Essay",そして”Theory of Knowledge"(2年間にわたる知識の理論の講義と演習)"CAS"(2年間の奉仕・スポーツ活動)とかなり苦しい。その中のこの課題論文は本当に大変だ。でも生徒たちは、自分の興味のある分野での論文をまとめ上げることによりかなりの達成感、充実感を味わうという。
日本の今の大学受験制度のもとではなかなかこのような学術論文を書くことは難しいだろうが、高校時代にこの課題論文に挑戦する価値は十分あると思う。
自分の私的好奇心、探究心、興味をもう一度見つめなおし、それを形にすることにより、その根底にあるものを掘り下げていくことができるのではないだろうか?真の学問の始まりのような気がする。
Posted by ゆっこ at 01:21│Comments(0)
│英語教育