たまりば

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2012年06月01日

Vastness:英語の世界

先日参加した1日「英語教授法セミナー」で、とてもユニーク(?)な話を米国人大学教授から聞いた。
彼は、以前、これからアメリカのビジネス界で仕事をするという日本人にインテンシブにビジネス英語を教えていたとのこと。その授業は、ロールプレイのやり方で、AとBという対話形式による練習で、何度もいろいろな場面設定で行ったとのこと。
そして、その日本人の方がアメリカに行き半年後に日本に帰国。「いかがでしたか?」との先生の問いに、「先生から習ったことは全く役に立たなくて、散散でした。相手からは、私が先生から習ったような返答がきませんでしたから。」と日本の方。

これは信じられないような話だが、本当にあったことらしい。それにしても授業でロールプレイしたのと同じように相手の応答がかえってくることはむしろ少ない。英語学習上、さまざまな対話練習をするが、あくまでも一例に過ぎない。flexible,spontaneousな対応が求められる。

本当に言葉はVastnessな世界だと実感する。  
タグ :英語学習


  • Posted by ゆっこ at 23:51Comments(0)英語学習

    2012年06月01日

    ”Not enough"

    先日の英語教授法セミナーで”Not every"以外にもう一つ米国大学教授が指摘されたことは”Not enough"ということだった。
    つまり、英語の学習はそれこそ際限なく、単語にしても日々新しい単語や用語が出てくる。それを完全に身につけることは英語母国語者にとっても難しい。ましてや英語学習者には、あまりにも学習範囲が広すぎる。"Vastness of Language"
    言葉の学習は手におえないほど広い世界だ。完全に充分言葉を知ることはありえない。その事実を認識することにより、英語学習もむしろ効果的にできると思う。

    たとえば、単語をすべて覚える代わりに"circumlocution"を使うことにより、限られた単語力でもコミュニケーションをとることは可能だ。あるものを説明するのにその単語を知らないとする。その場合、それが、どのような形や色をしていて、どういう目的で使うかなど説明すれば、相手に伝わる事が多い。

    また、病名などの専門単語を知らなくても、"inflammation"(炎症)という単語さえ知っていれば、それに炎症をしている場所の単語を組み合わせ説明できる。

    この"circumlocution"は、実際に英語のコミュニケーション能力を高める学習法のひとつとしても使うことができる。

    際限のない永遠に終わりのない言葉の学習。"Not enough"という現実を見据え、そのうえでいかに効果的に言葉を学ぶかを考えていくことが大切だと思う。  
    タグ :英語学習


  • Posted by ゆっこ at 01:16Comments(0)英語学習