たまりば

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2012年07月05日

ドイツの靴文化は日本と違う?

夏になりサンダルの季節が到来した。私のお気に入りのサンダルはドイツで買ったドイツ製のもので、長時間歩いても疲れずしかもドイツには珍しく??ファッション性もある。細いストラップでおしゃれなサンダルだ。もう4年も履いている。そして偶然にも先日ドイツ生まれの靴で特にサンダルで有名なあるブランドの記事を目にした。ブランドといっても値段は比較的手ごろで、なんと履きやすさの秘密は「中敷きにある」と書いてあった。「人間の足の形にそった立体的な構造の中敷きこそが基盤」と書かれていた。道理で履きやすいわけだ。
ドイツに10年暮らして感じたことはドイツの人は本当に靴に重きを置くということだ。小さい時から、しっかりと足をサポートする革靴やひものある靴をはかせる。日本では子供用によく脱いだり履いたりしやすいマジックテープ式の靴が売られているが、そのような簡素なものは少ない。マジックテープ式でもしっかりとダブルになっていてすぐに脱げないように作られている。それなりに子ども靴といえども値段は張り、最低でも60~70ユーロ位していた。日本ではすぐに足が大きくなって履けなくなるから子供靴は、1,000円、2000円の安いものでいいと思っていた私にとっては驚きだった。でもだんだんと足の健康を考えた靴を履くことはしいては体の健康につながるということがわかってきた。
まさにこのブランドは足の健康を考えたもので、履き心地がよい。これからも長く履けそうだ。履きやすさよりもファッション性を重んじる日本文化とは違う靴文化がドイツにはあると思う。このドイツメーカーのサンダルは日本のお店にもあるそうだが、モノを売るだけでなく「長く愛用する欧州の文化も伝えたい」という。1774年にとある靴職人が創業したメーカーだが、その熱い思いが今も伝わってくる。  
タグ :ドイツの靴


  • Posted by ゆっこ at 00:09Comments(0)ドイツと日本

    2012年06月28日

    ドイツと日本では違う筋肉運動???

    ドイツから日本に帰国して感じることは、日常生活で使われる筋肉が違うということだ。ドイツではいつも「背伸び」をして暮らしていた気がする。つまりすべてのものが高い位置にあるので背伸びしないと届かない。昨日、近くのスポーツジムに行ったのだが、更衣室のロッカールームの開きにある鏡を見るのに、膝を曲げていることに気がついた。ドイツでは、背伸びをして見ていたのに。また、ドイツのジムにはフリードリンクサービスがあったのだが、棚のカフェのカップを取るのにも手が届かない。いつも周りにいるドイツ人に頼んでいた。
    ドイツにいたときはバーカウンターの椅子に座るのも高くて大変。やっと座っても足がつかない!!
    ドイツ人は本当に背が高い。いつも「ガリバー旅行記」を思い出し、自分の背が急に小さくなってしまったような錯覚に陥った。
    台所の流し台の位置も高く食器戸棚も高いところにあり、背伸びをして食器を取っていた。
    そして日本に帰り、狭いところを通り抜けるために腰をかがめたり、混雑しているところでは体の向きを変えたり…さらには満員電車の中では思いカバンを持ち上げて、スペースを作ったり。体の違う部分の筋肉が使われているような気がする。
    住む場所により、筋肉運動が違うことを発見した!!!日本ではあまりしない「背伸び運動」も心がけてするようにしよう!!
      
    タグ :ドイツ


  • Posted by ゆっこ at 10:17Comments(0)ドイツと日本

    2012年06月24日

    「ドイツを知る」は「日本を知る」

    先日「ドイツ人の知りたい日本」というワークショップに参加した。講師はドイツに30年在住なさり、現地の大学で日本語を教えていらっしゃる先生。ドツ人にどのように日本の日常を説明していくのか。その背後にある文化の違いは?
    「なぜ日本人は残業をするのか?」「なぜ日本人は大学で勉強したのとは違う分野の会社に就職するのか?」「なぜ、普段は控えめなのにカラオケではあんなに感情をこめて歌うのか?」など本当に様々な質問があり、それにグループで話し合い、答えていくというワークショップ。日本人の私たちも皆答えがいろいろ。
    日本人でも年代、性別、育った環境により答えは、さまざま。また、答えるには、ドイツと日本の文化、社会の仕組みなどあるゆる要素が考慮されなければならない。
    一つの決まった答えはない。
    「ドイツ人の質問に答える」ことは日本をもう一度見つめなおすことにつながる。今回のワークショップはわたしにとって、むしろ「日本を知る」ワークショップだった。
    そしてひとつ心に残った先生の言葉がある。それは、「なぜ日本の店員はあんなにお客さんに対して親切なのか?本当に心がこもっているのか?」という質問に対して参加者の多くが、「あれはマニュアルに従っているだけで本心からではない」と答えた。
    そして先生は、「あれは本心からではありませんが、丁寧な応対をされてとても気持ちがいいです。嘘でもうれしい!!」とおっしゃった。
    私も日本に帰国して、どうもあの心のこもっていないようなマニュアル通りの応対の仕方があまり好きでなかった。でも先生のようにポジティブに受け入れればいいんだと納得。これからは楽しんでみようとおもった。
    違いを受け入れ、楽しむ。そんなしなやかな心をもった生き方を先生から学んだ1日だった。
      
    タグ :ドイツ


  • Posted by ゆっこ at 23:56Comments(0)ドイツと日本

    2012年06月12日

    マスクをしないドイツ人??

    ドイツで10年生活している間、マスクをしている人を見かけたことはほとんどない。ところが日本に帰国してから、冬の時期や花粉が舞う春には、マスクをしている人をたくさん見かけた。もちろんドイツ人も風邪をひくし、花粉症の人はいる。でもどういうわけか、マスクをする習慣がないようで、マスク姿を全くと言っていいくらい目にしなかった。
    マスクは偉大だ。風邪をひいたときもマスクをすればほかの人に菌をまき散らすことを防げるし、自分もかなり楽。先日風邪をひいたらしくて、のどがひりひり。外出時に、乾燥した中で、マスクをするとかなりのども痛みがやわらいだ。
    ドイツにいるときも大掃除の時に家の中でマスクをしようと思い、薬局屋にマスクを買いに行った。ところが売っているのは、外科の先生が手術時にするようなマスクしかなく、1,2枚入ってかなりの値段だった。それ以来、日本に一時帰国するたびにマスクを買って帰ったものだ。
    日本に帰り、人目を気にせずマスクができるのがうれしい!!
    それにしてもどうしてドイツ人はマスクをしないのかな?便利だと思うのだが。今度是非聞いてみよう。

      


  • Posted by ゆっこ at 01:18Comments(0)ドイツと日本

    2012年06月03日

    大丈夫?「飛び入学」?

    今日の新聞に「文部科学省が高校を最短2年で卒業できる制度を創設する方針を決定」という記事が掲載されていた。
    いわゆる大学への「飛び入学制度」だ。
    ドイツでも小学校への「飛び入学」や学年をスキップする「飛び級」がある。娘が6歳でドイツ現地校に入学した時、クラスの年齢は4歳、5歳、6歳とまちまちであった。通常は、6月の時点で6歳になった子供が小学校1年生になるのだが、子供の能力次第で6歳よりも早く入学できるようになっている。娘のクラスも全く違和感なくスタートした感じだった。ただ学年が上がるにつれて、やはり精神面で少し成長度合いに違いが出てきたようで、「飛び入学」した子供達は学力面ではすぐれているが、精神面や生活面でほかの子供たちと足並みがそろわず、友達ができにくいなどのケースがあったようだ。
    このように「飛び入学」や「飛び級」のケースは成績優秀という学力面だけでなく、メンタルな面でのケアーが今以上に必要であると感じる。
    東大の秋入学にしても飛び入学にしても制度がどんどん先走りしているようで、メンタル面を含め様々なケアーにあまり目が向けられていないような気がするのだが・・・・・

      


  • Posted by ゆっこ at 01:17Comments(2)ドイツと日本

    2012年05月08日

    会話のない夫婦???

    今日は大学で先生の英語レッスンが終わってから、近くのパン屋さんで一人でお茶をした。その時、私のテーブルの隣と前に中高年のご夫妻らしきカップルがいらした。
    隣のご夫妻は全くお互いに、話もせず、それぞれが黙々とお茶を飲みながら、パンをいただいていた。とにかく全く会話がない。
    そして前に座っていらしたご夫妻は、男性が新聞をひろげて読みながら、お茶を飲んでいる。女性の方は、それを気にもとめず一人でお茶を飲んでいらした。二人の間に会話はほとんどない。
    私には何だかとても不思議な光景に見えた。ドイツではあまり目にしない光景だ。

    ドイツでは中高年のご夫妻は皆楽しそうに??話をしているのをよく目にした。確かにわたしの母もそれがいかにも不思議らしくく「よくそんなに話すことがあるわね~」と驚いていた。ドイツでは「夫婦での会話」は当たり前。どうも日本の中高年夫婦は会話が少ないように感じる。
    二人で一緒にいて一人が新聞を読んでいるなんて、いくら夫婦とはいえ相手に失礼だ感じるのはわたしだけかな??
    年を重ねてからも会話を楽しむことができる夫婦は素敵だと思う。  


  • Posted by ゆっこ at 00:11Comments(2)ドイツと日本

    2012年05月03日

    悲しいかな!収納場所の少なさ!

    今日は、久しぶりに家にいて冬服から春服の洋服の入れ替えをした。衣装ケースから春服を出して、冬服をケースにしまうだけなのにほぼ1日かかってしまった。疲れた~
    ドイツはとにかく収納場所が広くて特に洋服をハンガーにつるしたままで入れられるクロゼットがあり、洋服をいちいちたたむ必要もなく、左のクロゼットから右のクロゼットに冬服をを移動するだけ。とっても簡単に終わる。
    日本に帰って感じることは収納場所の少ないことだ。結局収納できないものは部屋のどこかに置くことになり、部屋が凸凹に見える。ドイツでは、家具類も備え付けのものが多く、どちらかというと凹凸がすくない。立体的というか、きれいに収まっているという感じがする。

    日本では部屋の狭さは仕方がないにしてももう少し収納スペースがほしい。やはり「住」に力を入れているドイツにはかなわない気がする。
    また、ドイツの部屋はどちらかというと居間が大きくてゆったりしていてのんびりくつろげる。日本のような4畳半や6畳などの小さな部屋が少ない。日本は布団だが、ドイツではベットを入れるのに、やはりあまり小さな部屋では無理なのだろう。

    東京や東京近郊は、スペース的に狭いのは仕方がないにしてももう少し、快適な住まいになるような設計工夫があったらいいなと思う。
    天井を少し高くするだけでも解放感があるし、ベランダもちょっとだけでも広ければ、そこに小さな椅子や机もおけ、本を読んだりお茶をしたりできる。
    時々、あまりにも「住」に重きが置かれていないような住宅を目にする。もうひと工夫で狭いなりに、もっと快適ライフが過ごせるのに。  
    タグ :ドイツの家


  • Posted by ゆっこ at 23:02Comments(0)ドイツと日本

    2012年04月29日

    人にやさしい社会:ドイツ!

    時々、バスに車いすの人が乗ってくることがある。その時は、バスのドライバーさんがバスをとめて、車内から板のようなものを引き出してきて、階段のところにセットする。そして車いすの乗客が乗ったら、またその板をたたんで車内の一角にしまう。時間もかかるし、見ていて大変な作業だ。
    一方、ドイツではバスが完全に傾いて、ドライバーさんが板など用意することなしに、簡単に車いすの人が乗り降りすることができる。
    これだけ技術が進歩している日本。新しいものをどんどん開発していくのもいいが、まずは人にやさしい社会、誰もが快適に暮らすことのできる社会のために日本の素晴らしい技術をもっといかしていってほしいと思う。


      


  • Posted by ゆっこ at 00:16Comments(2)ドイツと日本

    2012年04月26日

    太陽がありがたいドイツ!!

    通常ドイツは5月、6月が新緑の季節で気候も爽やかで最高の時だ。太陽の出る日!!も多く、ドイツの人々は一生懸命に日にあたる。
    屋外の散歩や、オープンカフェなどのカフェテラスに座ってお茶を飲み、天気のいい日は努めて日に当たるようにしている。
    10年暮らしたドイツだが、この気持ちはよく理解できた。とにかく1年を通して太陽が顔を出す日が少ないのだ。秋ごろから日も短くなり、暗くて長い冬が来る。ドイツにいる間よく「今日はお日様が出ているから、太陽のひかりを楽しもう!!」という言葉を耳にした。ドイツでは、お日様がいかにありがたいかを実感した。

    東京でもおとといは最高に良い天気でお日様のもと、愛犬ブラッキーとの散歩を楽しんだ。そしてドイツの時にいつも思っていた「太陽のありがたみ」の気持ちを思い出した。
    でも日本の夏は晴天が多くむしむし暑い日が続く。これには参る。日本に帰ってから、あまりにも強烈にぎらぎらひかるお日様の顔を見たくないと思ったりした。そう思うのは私だけだろうか?ごめんなさい、太陽さん!!ドイツではあんなに太陽のひかりがありがたいと思っていたのに。


      
    タグ :ドイツ


  • Posted by ゆっこ at 00:33Comments(0)ドイツと日本

    2012年04月11日

    ドイツ人に聞いた:なぜドイツ人は電車で眠らないのか?

    今回のドイツに滞在中にかつてから疑問に思っていた質問をドイツの友人にしてみた。
    「なぜドイツ人は電車の中で眠らないのか?」
    日本に帰ってまず気がつくことは、電車の中で居眠りをしている人が多いこと。そしてそれに反してドイツでは、全くと言っていい位眠っている人を見かけないから。

    ドイツの友達の答えは「電車の中で寝ないことがもう習慣化しているから。」
    確かに私たちは電車の中で寝ることが習慣になってしまっている。子供から大人までよく寝ているのを目にする。
    別のドイツの友達も朝起きたら、もうその後、寝ることは考えられないそうだ。

    そして日本に住むドイツ人にも聞いてみた。
    「日本の電車は揺れにリズムがあって、ちょうど寝入るのに程よいリズムがあるから。」
    そういわれてみれば日本の電車はそれこそ「ガッタン、ゴットン」というリズムがあるかな。ドイツの電車は、「スウーッ」と発車してとまるイメージかな。

    所変わればいろいろな習慣、文化の違いがあり本当に面白い。自分の国では当たり前と思っていることがほかの国ではそうではないことがある。これからもいろいろな発見を楽しみたい。  


  • Posted by ゆっこ at 00:48Comments(0)ドイツと日本

    2012年03月09日

    眠くならないドイツの電車?

    ドイツに10年暮らしている間、毎日のように市電に乗ったり、遠出するときにはICE(インターシティ超特急)に乗ったりしたが、考えてみたら、電車内で寝てしまったことはないように思う。
    ところが、日本に1年半前に10年ぶりに帰国し、電車内で多くの日本の人が眠っているのを見て、最初は驚いていた私だが、今は、しっかり電車内でコックリコックリ寝てしまっている私がいる!!

    日本に帰国して半年ほどは、電車内で寝ることはなかったのに、なぜだろう。ドイツにいる間、実際、寝ている人を見たことはほとんどなかった。皆、外の景色を眺めたり、本を読んでいたり、隣同士で話をしていたり・・・・
    私自身もドイツではどんなに寝不足でも車内で眠ってしまったことはなかった。そして今は、たった10分ぐらいでも気持ちよく眠ってしまっているときがある。
    電車の揺れがほどよかったり、物を盗まれるという緊張感がなかったり、その都度駅のアナウンスがあるので寝過ごすことがない安心感からか…よくわからないのだが、眠くなってしまう。

    最近何回かドイツに行ったが、電車に乗ってもどういうわけか眠くならない。やはりまわりに寝ている人がいないからかな。本当に不思議だ。今度は是非ドイツ人に「電車で寝ない理由」を聞いてみよう!!

      
    タグ :ドイツ


  • Posted by ゆっこ at 23:56Comments(0)ドイツと日本

    2012年02月27日

    夫婦の会話の多い(?)ドイツ

    年末ドイツに母と行ったのだが、母によるとドイツ人の中高年夫婦たちが、カフェで仲良くおしゃべりをしているのがとても不思議にかつ新鮮に見えたそうだ。

    確かに日本ではどちらかというと夫婦より女性同士がカフェでおしゃべりをしている光景をよく見る。
    ドイツでももちろん女性同士もいるが年配の夫婦らしきカップルが楽しそうに語らっているのを多く目にする。

    以前日本で何かのコマーシャルで「亭主は元気で留守がいい!!」なんていうフレーズを聞いたことがある。中高年になり特に子供の手が離れたりすると夫婦単位で出かけたり、会話を楽しむことが少ないように感じる。

    先日もカフェにいたとき、中高年の女性のグループがお茶をしながら、「主人が家にいるとなかなか家を自由にあけられなくで困るわ~どこかに出かけて行ってくれたらいいのに。」なんて話しているのが聞こえてきた。

    特に定年になったご主人がいるといろいろ大変だという話も耳にする。

    これは、若い時から、夫婦単位で出かける機会が少ないからだと思う。ドイツでは、子供が生まれてもベビーシッターに子供を預けたりしながら、夫婦での外出を楽しむ。それがオペラ鑑賞だったり、美術館だったり、パーティだったり…さらにヨーロッパでは、子供同伴ではなく親だけしか行けないところがいろいろあり、夫婦単位で行動することが多い。もちろん子供連れで家族が一緒になって楽しむところもたくさんあるが。
    基本的に大人と子供の世界がはっきり分かれていて、大人のいくところには子供を連れて行くことができなかったりする。
    ちなみにドイツに行ったとき、日本でいうファミリーレストランがなくてさみしかったのを覚えている。
    仕方なく子供連れの外食には、よく中華料理や日本食レストランに行っていた。

    このように夫婦単位や大人で出かける機会が多いので、自然に夫婦の会話も増えてくる。
    年齢を重ねても夫婦間の会話があるのも理解できる。

    ヨーロッパに比べると日本はどうも若者中心で、夫婦や大人のペアーがゆったりと会話を楽しみながら、出かけるところが少ないような気もする。

    年配になっても夫婦の会話が楽しめるようになるには、社会全体も変わっていかなければならないのかな。  


  • Posted by ゆっこ at 22:12Comments(0)ドイツと日本

    2012年02月22日

    ゆったりドイツと忙し日本

    今パソコン教室に通っていて「パソコンのいろいろなテクニックを使い効率よく作業をしていくやり方」を学んでいる。
    今まで時間をかけてやっていたものが、さまざまな「テクニック」を使うことにより、本当に早く簡単に作業ができるようになり驚きの連続だ。
    だがふと何でも効率よく素早くやっていくことを良しとするやり方に疑問を感じることもある。

    日本に帰ってから、洗濯機、掃除機などの電化製品にしてもすべてが便利でよくできていて感心することが多い。日本の掃除機はドイツのものに比べると軽くてコンパクトだし音も静か。がっしりして重かったドイツの掃除機とはかなり違う。電子レンジも日本のものは様々な機能をもっている。
    でも時々ドイツのシンプルな電化製品が懐かしくなることがある。

    日本では効率性、機能性、便利性を求めすぎることにより、生活のリズムが忙しくなりゆとりがなくせわしい気がする。
    なんでも手間をかけず簡単に効率よく終わらせることを重視しすぎることは、危険性も含んでいると思う。

    生活面でいろいろなものが便利になり時間短縮が可能になるのはうれしいが、たまにはゆったりとした気分で無駄な時間や労力を楽しむことも必要なのではないだろうか?
    簡単に手早く物事を終わらせるのではなく、じっくりと考えながら物事に取り組んでいく時間がほしくなる。
    日本に帰り1年半経ち、今そんなことを感じている。  
    タグ :ドイツ


  • Posted by ゆっこ at 23:21Comments(0)ドイツと日本

    2012年01月06日

    寒々としたドイツ。でも部屋はぽかぽか!!






    これは12月末に撮ったライン川河畔の風景である。木々も葉がみな落ちて、空もどんより。いかにも寒々としているのだが、ドイツの家の中は本当に暖かい。

    ドイツの家は壁が厚く断熱材を使い、窓が二重構造になっているため、熱が逃げにくい。それに比べて日本の家屋はなんて寒いのだろう。

    あいにく今住んでいる家があまり陽が差し込まない部屋なので、外の日差しは暖かそうなのに、家の中は心底冷える。

    ドイツの家がうらやましい限りだ!!  


  • Posted by ゆっこ at 01:44Comments(0)ドイツと日本

    2011年12月09日

    環境に優しいドイツ!

    10年ぶりに日本に帰国していつも思うことは「過剰包装」だ。特に高価な日本菓子などを買うと、一つずつきれいな紙に包まれ、箱に入りその箱が包装されている。そのようなものをいただくと、味だけでなく外観も美しく楽しめとても嬉しい気持ちになるのだが、同時に「過剰包装」で紙がもったいない気がしてくる。紙を作るためどれだけの木が伐採され、使われるのだろうか。

    ドイツのデュッセルドルフには、高級チョコレート屋さんがあるのだが、その包装の仕方も実にきれいで季節によって変わる。ディスプレイされたチョコレートを見ているだけで気持ちがうきうきしてくる。ほとんどが「過剰包装」されずただ単にきれいな箱に入れられていたり、箱を包装せずそのまま箱にいろいろなデザインのリボンが使われている。カラフルなリボン、そして太さの違うリボンなどが上手に使われ、実に豪華なパッケージに仕上がっている。

    日本のように何重にもなった紙をほどくとお菓子が出てくるのではなく実にシンプルだ。

    また、日本で時々カフェでパンなどテークアウトすることがあるのだが、まず紙でパンが包まれさらに紙袋に入れられる。そしてその中には、紙ナプキンやお手拭も入っていることもある。ドイツでは、紙袋に無造作に入れられるだけだ。

    日本の細やかなサービスはうれしいが、どうももったいない気がしてしまう。

    日本でも「エコバッグ」が広まってきているが、ドイツではレジでビニール袋を買うと50セントほどとられる。
    そしてレジの横には、布でできたエコバッグが置いてあり購入することもできる。

    ドイツに暮らし日本に帰ってみて、ドイツはいろいろな意味で環境に優しい国だと思う。  


  • Posted by ゆっこ at 01:53Comments(0)ドイツと日本

    2011年11月30日

    ドイツではありえない心憎い程の日本の気遣い!!

    今日は本当に感激した日だった!!

    お店でお風呂用のふたカバーを買ったのだが、かなり重かったので、売り場で「電車やバスに乗るので、持ちやすいようにしてください。」とお願いした。きっとひもで結わいて、持ちやすいように取っ手でもつけてくれるのかなと思っていたら、案の定そのようにしてくれた。そしてその取っ手を持った瞬間に「感激!!」なんとその「取っ手」によく引っ越しの時などに壊れ物を包むプチプチがちゃんとつけられていたのだ!!そのプチプチがついているため重いものを持っていても取っ手に指がくい込むような感触は全くなくふわふわしてとても楽だ。本当にちょっとしたことなのだが、こんな「気遣い」は、ドイツではありえない。全く心憎いばかりだ!!!

    こんな素敵な「気遣い」のおかげで今日は1日いい気持ちで過ごせた!!
    私もなにげない小さな「気配り」・「心配り」を心がけていこうと思った。  


  • Posted by ゆっこ at 22:22Comments(0)ドイツと日本

    2011年11月28日

    交通渋滞のないドイツ?

    今日の夕方、ラジオで「高速道路が日帰り観光の帰りで51キロの渋滞」というような交通情報を聞いた。その時ふとドイツのことを思い出した。

    ドイツに渋滞がないと言ったらうそになるが、10年間のドイツ滞在中、日本のような何十キロというひどい渋滞に巻き込まれたことはない。もちろん、交通事故や道路の工事で3車線が2車線や1車線になったときなどは渋滞になるが、通常あまり気にならない。

    日本で「渋滞」が一番よく話題になるのが、お盆のころの帰省ラッシュや都心へのUターンラッシュだが、ドイツでは夏休みに車で出かけても大変な思いをしたことはない。大きな理由の一つとしてはドイツの各州それぞれが違った期間、学校の休みになっているからだと思う。来年に関して言えばたとえば、夏休みは、私の住んでいたNordrhein-Westfalen州は、7月9日から、8月21日まで、そして南のBayern州は、8月1日から、9月12日までとなる。それぞれの州で、イースター休み、夏休み、秋休み、冬休みの期間が違っている。よく考えられていると思う。

    そして、とにかくうれしいことは凸凹がなく道がとてもよく整備され、アウトバーンがすばらしいのだ。制限速度がないのだから、時速200キロぐらい出している車も目にする。
    ドイツからオランダ、フランス、オーストリアなどに車で移動するとすぐに制限速度の標識が出てくるし、道が悪くなるのが体感できる。

    更にうれしいことは、ドイツには料金所がなく通行料を支払わなくてもよいことだ。

    ドイツ国内の車の旅がなつかしい!!



      


  • Posted by ゆっこ at 01:26Comments(0)ドイツと日本

    2011年11月24日

    日本は鉛筆、ドイツは万年筆でスタート!!

    日本では小学校に上がるとひらがなを習うが文字を書くには、鉛筆を使う。11年前にドイツに行ったときには、子供たちのために、書きやすい2Bなどの書きかた鉛筆を大量に買い求め、日本から持って行った。
    ところがドイツでは、小学校で、アルファベットを書くときにすぐに木製の万年筆を使わされる。これには驚いた。そして、一度試してみたら、まるで羽ペンのような書き心地で、ながれるようにスムーズにかけるのに、またまたびっくり。

    また、万年筆だから、間違えたらどうするのかと心配していたら、ちゃんときれいに消せる鉛筆のような形の消しゴムがあるのだ。ただ基本的には、間違えは消しゴムで消さず、線を引き、その下に新たに書くように指導を受ける。
    よい点は、間違えが消えずに残り、どこを間違えたのかが分かり、次に参考にできることだ。もちろん万年筆はすべての教科に使うので、算数の計算や問題を解くときに非常によい。間違えたところが一目瞭然で次回にいかせるのだから。

    このように間違えを書面に残すことの意義をドイツの学校から学んだ。ただ、小学生のころから、間違えをきれいに消しゴムで消すことに慣れている私には、どうも見た目がきれいでないドイツ式には、戸惑いもあるのだが。  


  • Posted by ゆっこ at 00:11Comments(0)ドイツと日本

    2011年11月21日

    「期間限定」、「季節限定」の多い日本商品!!

    10年ぶりに日本に帰ってよく目にするのが期間限定や季節限定商品だ。ケーキや和菓子、カフェなどいろいろなところでみかける。
    マロンのお茶、モンブランケーキ、カボチャのプリン。
    要は「旬」のものを使った食べ物になるのかな。中には、季節にあまり関係ないようなものもあるが。

    ドイツにももちろん「旬」の果物や野菜などたくさんあるが、「期間限定」というような言い方はしない。
    日本にいるとなんだかこの言葉に惑わされて「限定」食品を食べたり、買ったりしてしまう。これも商法のひとつなのだろうが。
    「旬」という言葉を聞いた方が食欲をそそられ、美味しくいただけるような気がするのは私だけかな。




      


  • Posted by ゆっこ at 00:55Comments(0)ドイツと日本

    2011年11月18日

    靴を大切に考えるドイツの人たち!!

    最近日本でも健康靴としてドイツ製の靴をよく紹介しているのを目にする。

    ドイツの靴は、本当にしっかりとよくできていると思う。日本のようにファッション性よりも実質性が重視されている気がする。ドイツにいる間、私が履くような小さなサイズの靴は種類が少なくてさがすのが大変だったが、それにもましておしゃれな靴がなかなか見つからなかった。(小さめのサイズやおしゃれな靴を探しに、パリやイタリアに行く日本の人もいた。)
    そしてもっと驚いたのは、ドイツでは靴の値段が物価の割に高いことだ。

    値段が高い靴だが、これは小さな子供たちの靴も同じことがいえ、ちょっとした靴でも60-70ユーロほどする。日本的感覚だと小さい子はすぐに足が大きくなるので、あまり高い靴を買うのは躊躇してしまうが、ドイツの人は「靴」は体を支える大切のものと考えているので、高い靴を買うこともいとわない。しっかりしたものを子供にも選ぶようだ。そして日本の子ども靴によく見るマジックテープ式のものよりひもできちんと結ぶ形のものが多い。

    足は、人間の体、健康の基本と考えるのがドイツの人のようだ。特に成長期の子供たちには、しっかりした靴を選ぶ親が多い。
    私も初めは、「子供の靴にこんなにお金をかけるなんて!」と思っていたが、実際に子供用の安い靴はなかなか見つからないし、靴の大切さを認識するようになり、毎年のように買いかえていた。

    日本でも「シューマイスター」のような靴専門の人がいる靴屋さんも出てきているが、まだまだファッション性の方が重視されているような気がする。私自身も歩きやすいしっかりした靴を日頃は履いて、TPOに応じて履き替えるようにしている。やはりかかとの高い靴は疲れる!!膝が前に出てしまい、姿勢も悪くなってしまう。

    胸を張り、堂々と歩くドイツの人々は自分に合った靴をしっかり選んでいるのだろう!!  
    タグ :ドイツの靴


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