たまりば

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2011年10月05日

日本の卵とドイツの卵

日本では10個入りの卵を買うと、一つ一つの卵に賞味期限が書かれた小さなシールが貼ってありとても助かる。
ドイツでは、6個か12個の紙パックで売られ、その箱には消費期限が書いてあるが、箱から出して冷蔵庫に並べてしまうと期限が全く分からなくなってしまう。さらに市場(マルクト)で卵を買う時は、自分で紙パックを持っていくか、市場においてある紙パックに卵を入れてもらう。その際には賞味期限はわからない。
もちろん買った卵を使い切ってから、新たに購入すればいいのだが、ケーキやマフィンなどを作るときには、卵が足りなくなって買い足すこともある。そんな時にもし前の卵が残っていると、どれが新しい卵なのかわからなくなってしまうことがある。そんな時に一つ一つの卵に賞味期限の書かれたシールがあるととてもありがたい。
日本のサービスは本当に「かゆいところに手が届く」サービスだと思う。

でも「サービス」によってはちょっといき過ぎと思うものもある。
例えば日本のパン屋さんで菓子パンを買って持ち帰るときに一つずつビニール袋に入れてもらうことが多いのだが、その必要があるのだろうか?ドイツでは、パンはすべて一緒にそのまま紙袋にいれられる。時には、「ベルリーナ」のようなまわりにお砂糖のついた揚げパンとほかのパンが一緒に入っているので、ほかのパンにもお砂糖がついていることもあるが誰も気にしない。むしろ、他のパンにもお砂糖の味がついて美味しく感じることもある。

細やかな気使いやサービスもいいが、場合によっては必要ではないものもあると思う。
あまりにもこのようなサービスに慣れてしまうとそれが当たり前のように感じ感謝の気持ちやありがたく思う気持ちがなくなってしまいそうで怖い。  


  • Posted by ゆっこ at 01:00Comments(0)ドイツと日本